「自分としては育成3年目であとがない。肘がどうであろうと、結局自分は打てないと試合に出られないと思いますし、自分自身の価値はない」。
ロッテ育成3年目・村山亮介は今季に向けて、かなりの危機感を持っている。
昨年の春季キャンプでは「二桁本塁打を目指して、シーズン中、シーズン終わりに支配下を目指して今年(23年)はやって行けたら」と意気込んでいたが、22年9月に手術した右肘の状態が上がらず、13試合の出場にとどまり、本塁打は0。
村山は昨季を「肘の方があまり上手くいかなくて、試合も出れずで、打席数も減ってホームランも1本も打てずでなかなか悔しいシーズンでしたね」と振り返った。
昨季は肘の位置を高く上げたフォームで打ったり、極端に肘の位置を下げたフォームで打ったりとさまざまなフォームで打っていた。肘の状態に合わせて色々な形で打っていたのだろうかーー。
「肘の状態に合わせているというのではなくて、ただバッティングを模索していく中で色々やっていった形であのような感じになっただけです」。
このオフは「打撃と体はもっとパワーをつけようと思って、ウエイトにかなり力を入れてこのオフはやってきました」と“パワー”の向上を図った。
見た目もかなり大きくなったように見える。これもウエイトの成果なのだろうかーー。「去年フェニックスが終わって、秋季キャンプくらいから筋量でいうと4キロくらい、体重も増えすぎたかもしれないですけど、5キロくらい増えました。体重は120キロあります」。
「自主トレ中浦和でやっていたので、なかなか外で打てなかったんですけど、ロングティーは飛ぶような感じが出てきた。すごく良い手応えを持っています」とそのパワーがしっかり打撃に反映されている。
2日の全体練習後の若手組の打撃練習の時に一軍の村田修一打撃コーチからアドバイスを受けている場面もあった。「自分は外であったり、右方向の打球がスライスして打球が死んでしまうので、飛ばないような傾向がある。そこを改善するために体の前でしっかりボールをとらえて、右方向に引っ張るイメージで教わって今取り組んでいるところです」と教えてくれた。
勝負の3年目に向けて「3年目で結果が出ていなくて支配下になれなければ1度、契約が切れる立場。正念場、勝負の年、どんな形であろうと、持ち味を生かして結果を残して7月終わり、シーズン終わり、もしくはアピールしてもう1年という形で残してもらえるように自分の持ち味をアピールしていきたいと思います」と決意を述べた。
取材・文=岩下雄太
ロッテ育成3年目・村山亮介は今季に向けて、かなりの危機感を持っている。
昨年の春季キャンプでは「二桁本塁打を目指して、シーズン中、シーズン終わりに支配下を目指して今年(23年)はやって行けたら」と意気込んでいたが、22年9月に手術した右肘の状態が上がらず、13試合の出場にとどまり、本塁打は0。
村山は昨季を「肘の方があまり上手くいかなくて、試合も出れずで、打席数も減ってホームランも1本も打てずでなかなか悔しいシーズンでしたね」と振り返った。
昨季は肘の位置を高く上げたフォームで打ったり、極端に肘の位置を下げたフォームで打ったりとさまざまなフォームで打っていた。肘の状態に合わせて色々な形で打っていたのだろうかーー。
「肘の状態に合わせているというのではなくて、ただバッティングを模索していく中で色々やっていった形であのような感じになっただけです」。
このオフは「打撃と体はもっとパワーをつけようと思って、ウエイトにかなり力を入れてこのオフはやってきました」と“パワー”の向上を図った。
見た目もかなり大きくなったように見える。これもウエイトの成果なのだろうかーー。「去年フェニックスが終わって、秋季キャンプくらいから筋量でいうと4キロくらい、体重も増えすぎたかもしれないですけど、5キロくらい増えました。体重は120キロあります」。
「自主トレ中浦和でやっていたので、なかなか外で打てなかったんですけど、ロングティーは飛ぶような感じが出てきた。すごく良い手応えを持っています」とそのパワーがしっかり打撃に反映されている。
2日の全体練習後の若手組の打撃練習の時に一軍の村田修一打撃コーチからアドバイスを受けている場面もあった。「自分は外であったり、右方向の打球がスライスして打球が死んでしまうので、飛ばないような傾向がある。そこを改善するために体の前でしっかりボールをとらえて、右方向に引っ張るイメージで教わって今取り組んでいるところです」と教えてくれた。
勝負の3年目に向けて「3年目で結果が出ていなくて支配下になれなければ1度、契約が切れる立場。正念場、勝負の年、どんな形であろうと、持ち味を生かして結果を残して7月終わり、シーズン終わり、もしくはアピールしてもう1年という形で残してもらえるように自分の持ち味をアピールしていきたいと思います」と決意を述べた。
取材・文=岩下雄太