6投手がライブBPに登板
ロッテの石垣島春季キャンプ第2クール4日目となった10日、この日もライブBPが行われ、唐川侑己、東條大樹、国吉佑樹、西村天裕、坂本光士郎、澤田圭佑がライブBPに登板した。
「球数を投げること」をテーマに置いて投げた澤田は、安田尚憲、和田康士朗、平沢大河、藤原恭大と対戦し、20球を投げ安打性のあたりは4本、空振りを1つ奪った。和田に投じた3球目は「西村さんに教えてもらって、西村さんが投げているスプリットを真似して投げています」とチームメイトの西村から教わったフォークで空振りを奪った。
この日のフォークに澤田は「まあまあ」としながらも、変化球については「手応えありです」とのこと。その一方で「あとは真っ直ぐだけです。今は微妙。気温もあるんですけどね」とストレートにはあまり納得がいかなかったようだ。
澤田の球を受けた松川虎生は「フォークは良かったと思いますよ。落ち方としては、チェンジアップとの差があったのかなと思います」と振り返り、澤田が“微妙”と話したストレートについては「この時期は時期なので、出力はだんだん上がってくると思う。澤田さんが思ってた通りじゃないかなと思います」と捕手目線で解説してくれた。
坂本もライブBPに登板
「テーマはバッターに投げるというのが今年初めてだったので、バッターがいる中での感覚を確かめながらです」。
澤田と同学年で昨季シーズン自己最多の51試合に登板した坂本もライブBPに登板。和田、平沢、藤原、愛斗と対戦し、20球を投げ安打性のあたり1本、空振りを3つ奪った。
練習試合、オープン戦では「アピールしかないと思うので、どれだけアピールできるか見せていきたいと思います」と誓った。
西村のストレートに捕手・松川「強さがありました」
坂本と仲の良い西村もライブBPに登板。平沢、藤原、愛斗、安田に対し、20球を投げ安打性のあたり1本、空振りは3つ。
西村は2月2日の取材でこのオフは「真っ直ぐがどうしても垂れちゃうと合わせられて打たれるというのがあると思うので、キャッチャーミットが終着点ではなくて、その奥に突き刺さるイメージ、球の質というのをもう1個レベルアップを意識して自主トレでやってきました」と話していたが、この日西村の球を受けた松川に話を聞くと「ストレートも強さがありましたし、変化球もいい感じで来ていたので、真っ直ぐの使い方も良かったんじゃないかなと思います」と評価した。
取材・文=岩下雄太