巨人の一番の補強ポイント・リリーフ陣 新戦力4投手にも大きな期待
巨人は覇権奪回に向けて、トレードで泉圭輔や近藤大亮、現役ドラフトで馬場皐輔、さらに外国人ではケラーを獲得。この積極的なリリーフ補強によって昨季セ・リーグワーストのリリーフ防御率3.81をどこまで改善できるか、注目が集まっている。
リリーフ陣の底上げについて、阿部慎之助監督は「弱点を補強したかった。投手は何人いてもいい。1年間は長いので、うまく入れ替えながら回して乗り切りたい」と説明した。
今季の一番の補強ポイントとなったリリーフ陣については、19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題となった。
まず野村弘樹氏は「経験のある投手陣を呼んできて、かなりの補強となった。ケラーもいるし、抑えの経験もある中川皓太も状態が良さそう。中川自身も今年は大丈夫だと言っていた。ブルペン陣はかなり分厚くなっている」と高く評価した。
続いて谷沢健一氏は「昨季の巨人のリリーフ陣は、パターン化されてしまっていた。そこに泉や近藤、ケラーや馬場といった新戦力を、今までのパターンを崩すように間に織り込んでいけば良い」と昨季からの改善の見込みを説明。期待の新戦力については「泉は非常に良いストレートを投げていた。泉と近藤は、巨人に入って良くなる逸材」と活躍に太鼓判を押した。
絶対的守護神の大勢が、4日のランニング中に右ふくらはぎの負良化傷し、復活が待たれる状態。新戦力をうまく組み合わせ、防御率の劇的な良化となるか。阿部監督のリリーフ起用が優勝への鍵となる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』