ニュース 2024.02.25. 08:00

ロッテ・田中晴也、プロ2年目の今季は「去年と違って数字を見られてくる」、「結果を出し続けることが大事」

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ロッテ・田中晴也[撮影=岩下雄太]
 「やってきたことを出すだけだと思うので、しっかりとストレートを投げ切る。その次に練習してきた変化球を自信を持って投げていって、ここから2年目なので去年と違って数字を見られてくると思うので、とにかく結果を出し続けることが大事。結果を出し続けるようにやっていきたいと思います」。

 ロッテの2年目・田中晴也は、石垣島春季キャンプでの取材で練習試合、オープン戦に向けて、“結果を出し続けることが大事”と話していた中で、24日の韓国ロッテとの練習試合は3回、1安打、無失点に抑えた。

1年目の昨季は体作りがメイン


 田中はプロ1年目の昨季、体作りを中心に行い8月10日に行われた日本ハムとの二軍戦で「実戦的な部分で高校生の時から約1年ぶりの登板だったので、久しぶりな感じはしましたし、やっと試合で投げられた。もっともっと良くなると思うので、今は怪我なくできているのが一番いいかなという感じで投げられています」と実戦デビューを飾ると、5試合・8イニングを投げて、防御率1.13の成績を残した。

 プロ1年目を経て、現在はどんな意識で体作りを行なっているのだろうかーー。

 「去年は1年間体づくりのベースというものをだいぶ仕上がってきたので、今は体重を増やそう、筋力を増やそうというのは考えずに自分のこの体重、この体でどれだけのパワーを生み出せるかというところを意識してウエイトをやっている。より重いものを持ち上げるとか、よりスピードを早く持ち上げるとか、そういったところを重点的にやっています」。

 10月に行われたみやざきフェニックスリーグでは4試合全て先発し、10月22日のオリックス戦ではプロ入り後最長の5回1/3を投げた。「より長いイニングを投げるというのはフェニックスリーグで初めてだったので、高校のようにはうまくいかない。2巡目以降の対策、どういう球を投げれば抑えられるか、そういったものはすごい自分の弱さだったり、これから身につけていかなければいけない部分だったので、そこはオフシーズンも今もですし、しっかり課題を持って取り組めているので、良い方向に行っているのかなと思います」と自己分析した。

決め球


 シーズンオフの自主トレでは「基本自分の武器はストレートなので、より一層ストレートの質、スピードを意識してやってきましたし、その中でストレートとコンビネーションの中で横と縦で1つ変化球で空振りを取りたい。まずフォーク、スプリットというところで常に課題を持ちながらやっていました」とストレート、フォーク、スプリットを磨いてきた。

 プロ1年目の昨季「決め球、空振りを奪う球を一つ作るのが目標」と話していたなかで、春季キャンプ中の2月3日の取材で「うまくいったりいかなかったりですけど、今はそこの課題に取り組みながら今もまだ取り組み途中というか、完成まで行けていないかなと思います」と語っていた。そのなかで、2月9日のブルペンでの投球練習後に、自ら現役時代フォークを武器にした野茂英雄さんのところへ行きアドバイスをもらう場面もあった。

 また、ブルペンではコースを指定して意図を持って投げ込むことが多かった。その理由について田中晴は「自分が投げたいのは一軍なので、一軍の打者はどれだけ速い球を投げても真ん中に投げたら打たれると思う。簡単な話を言ってしまえば、ノースリーからでもアウトロー、インロー、アウトコース、インコースにしっかり投げ切れるくらいのコントロールを身につけたいと思っている。今取り組んでいることとしてはストレートをアウトコース、インコースのラインにしっかり投げられるようにすることを取り組んでいる課題。そこを持ちながら投げています」と説明した。

 2月2日のブルペン後には、受けてもらった田村龍弘捕手からアドバイスをもらっていた。「ストレートが自分の特徴であるように、ストレートはやっぱり良いボールと言っていただきました。その分、ストレートが良いからこそ変化球というところをこれからだねというか、変化球がしっかり投げられるようになれば、幅も広がりますし一軍でも投げられるよねという話をさせていただきました」。

 一軍で活躍するため、客観的に自分を分析し、課題を持って意識を高くトレーニングに取り組む田中晴也。2年目の今季に向けて「一軍の試合に早く絡まないといけないと思いますし、若手としてどんどんアピールしないといけない。シーズン関係なく、今からアピールしていきたいですし、1日でも早く初勝利に絡んで、1年通して一軍にいる時間が長ければ長いほどいいと思う。そういったシーズンにしていきたい」と意気込んだ。ファームのローテーションで実戦経験を積んでいくのではなく、2年目から一軍で投げていくつもりだ。

取材・文=岩下雄太

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