侍ジャパンの井端弘和監督が5日、3月6日、7日に京セラドーム大阪で開催される「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024日本vs欧州代表」の前日会見でロッテ・種市篤暉について言及した。
井端監督は種市について「昨年のWBCの時にもサポートメンバーで、ものすごいボールを投げていました」と評価し、「その前の稲葉さんが監督の時もずっと候補に上がっていた投手だったんですけど、なかなか代表入りするというところでなかった」と稲葉篤紀監督時代にも代表候補に名前が挙がっていたことを明かした。
種市は19年にプロ初勝利を含む8勝を挙げ、翌20年7月25日にプロ初完封勝利を飾るなど、“エースへの階段”を登っていた中で、同年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。22年4月13日の巨人との二軍戦で実戦復帰し、同年8月11日のソフトバンク戦では740日ぶりに一軍登板を果たしたが、一軍登板はこの1試合のみだった。
昨季は先発ローテーション入りを果たすと、4月9日の楽天戦で「単純に初勝利のソワソワ感はありましたけど、初勝利は一つの目標だったので単純に嬉しかった」と、6回・95球、1安打、7奪三振、無失点で、トミー・ジョン手術後初勝利。
同年7月5日には「学生の頃、3年連続でオールスターを見ていたので、個人的にも出たいです」と出場に意欲を燃やしていた『マイナビオールスターゲーム2023』に監督選抜で初出場を決め、初のオールスターゲームに出場。
8月最初の登板となった4日の楽天戦、6回・95球、4安打、4奪三振、2四球、3失点で19年に並ぶ8勝目を手にすると、「中5日となりますが、やる事は変わらないのでしっかり準備して、自分の投球をして、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と、首位・オリックスとの“首位攻防3連戦”は2戦目を終えてロッテが2連敗。首位・オリックスとのゲーム差は今季最大の7に広げられていた中で、8月9日のオリックス戦でプロ入り後初めて中5日で先発し、2回に30球を要したが3回以降は全てのイニング20球以内にまとめるなど、修正力の高さが光り、シーズン自己最多の9勝目を挙げた。
自身初となる二桁勝利がかかった8月18日の楽天戦で8回・114球、7安打、7奪三振、1失点で自身初の二桁勝利を挙げた。昨季は23試合・136回2/3を投げ、10勝(7敗)、防御率3.42、奪三振はリーグ2位の157だった。
侍ジャパンの井端監督は種市について「ストレートも速いですし、変化球、フォークボールも良いピッチャー。これをきっかけにして良いレギュラーシーズンを送って、秋に入ってきて欲しいなと思います」と期待した。いよいよ“サポートメンバー”ではなく、“侍ジャパン”のメンバーとしてマウンドに上がる。
取材・文=岩下雄太
井端監督は種市について「昨年のWBCの時にもサポートメンバーで、ものすごいボールを投げていました」と評価し、「その前の稲葉さんが監督の時もずっと候補に上がっていた投手だったんですけど、なかなか代表入りするというところでなかった」と稲葉篤紀監督時代にも代表候補に名前が挙がっていたことを明かした。
種市は19年にプロ初勝利を含む8勝を挙げ、翌20年7月25日にプロ初完封勝利を飾るなど、“エースへの階段”を登っていた中で、同年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。22年4月13日の巨人との二軍戦で実戦復帰し、同年8月11日のソフトバンク戦では740日ぶりに一軍登板を果たしたが、一軍登板はこの1試合のみだった。
昨季は先発ローテーション入りを果たすと、4月9日の楽天戦で「単純に初勝利のソワソワ感はありましたけど、初勝利は一つの目標だったので単純に嬉しかった」と、6回・95球、1安打、7奪三振、無失点で、トミー・ジョン手術後初勝利。
同年7月5日には「学生の頃、3年連続でオールスターを見ていたので、個人的にも出たいです」と出場に意欲を燃やしていた『マイナビオールスターゲーム2023』に監督選抜で初出場を決め、初のオールスターゲームに出場。
8月最初の登板となった4日の楽天戦、6回・95球、4安打、4奪三振、2四球、3失点で19年に並ぶ8勝目を手にすると、「中5日となりますが、やる事は変わらないのでしっかり準備して、自分の投球をして、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と、首位・オリックスとの“首位攻防3連戦”は2戦目を終えてロッテが2連敗。首位・オリックスとのゲーム差は今季最大の7に広げられていた中で、8月9日のオリックス戦でプロ入り後初めて中5日で先発し、2回に30球を要したが3回以降は全てのイニング20球以内にまとめるなど、修正力の高さが光り、シーズン自己最多の9勝目を挙げた。
自身初となる二桁勝利がかかった8月18日の楽天戦で8回・114球、7安打、7奪三振、1失点で自身初の二桁勝利を挙げた。昨季は23試合・136回2/3を投げ、10勝(7敗)、防御率3.42、奪三振はリーグ2位の157だった。
侍ジャパンの井端監督は種市について「ストレートも速いですし、変化球、フォークボールも良いピッチャー。これをきっかけにして良いレギュラーシーズンを送って、秋に入ってきて欲しいなと思います」と期待した。いよいよ“サポートメンバー”ではなく、“侍ジャパン”のメンバーとしてマウンドに上がる。
取材・文=岩下雄太