左腕が2年ぶり2度目の大役
7日の横浜スタジアムでの練習中に、三浦監督が開幕投手を東克樹に任せることを発表した。
監督は「去年の成績ももちろんそうですけども、 自主トレからしっかりと順調に来てるって報告はきましたし、早くから東でいこう」と1月下旬にはすでに大役を任せることを決定。本人にも「1月31に沖縄入ってのスタッフミーティングの後、キャンプの部屋にちょっと呼んで、今年は開幕任せたぞと伝えました」と明かした。今シーズンも「ローテーションの柱として、1年間しっかりとローてを守って、投手陣の先頭に立って引っ張ってほしいという思いです」とエースとしての役割に期待した。
東も「僕自身も本当に自主トレの段階からシーズンを見据えてして調整をしていたので、言われた時はもう覚悟に変わりました」と気を引き締め「前回同じカープ戦でしっかりと結果を残すことができなかったので、チームを勢いに乗せるためにも第1戦、しっかりと勝ちにつながるようなの投球をできたら」と雪辱を誓った。
今年は本拠地・横浜スタジアムからのシーズンスタートとなるが「僕は普段通りです。ファンの方々とか周りの方たちは、やはり開幕ということで盛り上がってはいますけど、逆にそれをプレッシャーにせずに試合に臨めたらいいなと思います」と自然体で挑むと宣言。
また2度目の大役には「2年前で開幕戦の流れと言いますか雰囲気、そういったものはしっかり鮮明に覚えているので、 それをしっかりイメージしながら準備を進められたら」と経験を活かせるとアドバンテージを強調。前回は今永昇太の離脱もあり、大役が回ってきた経緯もあったが、今年は「エースになるためにという自覚を持って、マウンドに上がりたいと思います」とキッパリ言い切り、チームの主軸としての立場を十分に理解している様子をうかがわせた。
18年の新人王からTJを経て、再び完全復活を果たした不屈の左腕。絶対エースの称号を得るためにも2024年のスタートを白星で飾ってみせる。
取材・文・写真 / 萩原孝弘