ニュース 2024.03.07. 22:45

侍ジャパン・種市篤暉「最後みんなでハイタッチできて嬉しかった」完全リレーの最後を締める!

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完全試合の最後を締めた侍ジャパン・種市篤暉
 侍ジャパンの5人の投手がパーフェクトで繋いできたバトンを最後に締めたのは、種市篤暉(ロッテ)だった。

 7回が終了した時点で欧州代表をパーフェクトに抑えていた侍ジャパンの投手陣。ブルペンで登板に向けて準備していた種市は「シーズン中の先発と同じ気持ちで準備はやっていたので、同じ状態で上がれたのはよかったかなと思います」と、2-0の8回に侍ジャパンの一員として初めてマウンドに上がった。

 先頭のチェルベンカを144キロのフォークで三ゴロに打ちとると、続くベルトレを143キロのフォークで一ゴロ、代打・パオリーニの打球を種市がグラブを弾くもショート・源田壮亮(西武)が難なく処理し、遊ゴロで完全試合を継続。

 いよいよ9回へ。種市は昨年トミー・ジョン手術後復帰後初勝利を手にした後、「今の目標は完封したいというのが一番」と口にしていたなかで、先発ではないが、最終回のマウンドへ。

 「9回のマウンドに上がってきたことはほぼないので、準備の仕方は難しかった」と話しながらも、イニング間に「初回の感じが良くなかったので、もうちょっと人差し指を使っているイメージだったのを変えたら、だいぶ落ち幅が良くなったのでイニング間に修正できたのは良かったかなと思います」とフォークの握りを修正。

 種市はこれまでも何度も試合中に修正してきた。フォークでいえば、昨年4月23日のソフトバンク戦でも 「試合中にもっと敏感というか、嗅覚というか、イニングごとに“こうしよう”、“ああしよう”とイニング間のキャッチボールはやっているので、その中でなんとかしようと思っています。なんとかできていない部分が多いですけど、もうちょっと試合中に良くなれば。その中で、フォークは改善できたのは良かったです」とフォークの握りを変えて、4回と5回の2イニングだけでフォークで5つの三振を奪ったこともあった。

 9回はその再現のような投球だった。先頭のエンカルナシオンを142キロのフォークで空振り三振に仕留めると、続くムジクを143キロのフォークで空振り三振、最後は代打・プロファーを147キロのフォークで試合を締めた。9回に入りフォークのスピードが145キロ以上計測したのも、イニング間の修正が活きたとのこと。

 完全試合を決めた瞬間、「ものすごいホッとしました」としながらも、「ファウルの歓声がすごかったので、そこが一番かなと思います、はい(笑)」と、9回先頭のエンカルナシオンの3球目にライト線に打たれたファウルを振り返った。

 「最後みんなでハイタッチできて嬉しかったです。シーズンでも完投してハイタッチしたいと思います」と、侍ジャパンの最後を締めた種市は笑顔で球場を後にした。修正力の高さをこの大舞台で発揮。“種市はいいぞ!”という投球を全国のプロ野球ファンの前で示した。

取材・文=岩下雄太
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