「必ず戦力になるピッチャー」
16日に行われたオープン戦で、ソフトバンクから加入した嘉弥真新也が神宮デビュー。1回を14球の無失点で楽天打線を料理した。これで対外試合を合わせると6試合連続の無失点のピッチングとなったことに、18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した真中満氏は「去年のヤクルトは田口(麗斗)選手が抑えだったんで、山本(大貴)選手ぐらいしか左の中継がいなかったんですよ」と昨シーズンの台所事情に言及。続けて「ということで、嘉弥真選手という経験のあるピッチャーが入ることによって、左の厚みが増していくと思うんで。この日も非常に落ち着いた投球でしっかりと結果を出しましたんで。もうこれは必ず戦力になるピッチャーですね」と貴重なピースになると太鼓判。
もう一人の解説者・大矢明彦氏も「真中さんもおっしゃいましたけど、ヤクルトにいない安全な左ピッチャー。 フォアボールも気にしないでいいですし、相手と渡り合えるから、左にぶつけて右バッターが出てきても、 嘉弥真の場合は結構しっかり打ち取れるボール持っているんだよね。そういう意味でもすごく使い勝手のいい左ピッチャーの中継ぎですよ」と左の変則ながら、右打者も苦にしない点を評価した。
ヤクルトのOB2人から大きな期待を寄せられた左腕は、それに応えられるのかにも注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』