ニュース 2024.04.27. 07:36

ロッテ・メルセデスが描く1年間一軍で投げ抜くためのプラン「少ない球数、失投を去年よりも少なくしたい」

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ロッテのC.C.メルセデス(撮影=岩下雄太)

楽天戦に先発! 


「いつも通り、チームの勝利のためにいい仕事をすることと、つねにアグレッシブさを忘れずに攻めの投球をしていくことを心掛けてマウンドにあがります。チームの連敗を止め、チームの勝利に貢献できるように100%の力を出して頑張ります。熱い、熱い応援を宜しくお願いします」。

 ロッテのメルセデスは今季初勝利を目指し14時からの楽天戦に先発する。今季はここまで3試合・17回を投げ、0勝0敗、防御率1.06。

 前回登板の4月19日日本ハム戦は6回・83球を投げ、3安打、5奪三振、1失点の好投。3試合中2試合でクオリティ・スタート(6回3自責点以内)を達成しており、開幕からローテーションで投げる小島和哉、種市篤暉、佐々木朗希、西野勇士とともに、先発陣を引っ張る働きぶりだ。

 ここまでの3試合をメルセデスは「チームの勝ちに貢献できるような投球することだけを意識して毎日必死にやっています」と振り返る。

「最少失点で抑えるだけ」


 メルセデスは今季に向けて「体力の部分が自分にはまだまだ足りないと思っていたので、体力強化を努めてやってきました。また、(新たに)パワーと体力というところを意識して、このオフは調整してきました」と体力強化をメインに自主トレは励んできた。シーズンが開幕してからここまで、自主トレから取り組んできた体力強化の部分はしっかり出せているとのことだ。

 開幕から安定した投球を見せるメルセデス。巨人時代を合わせると今季で日本でのプレーは8年目を迎える。巨人時代の19年にシーズン自己最多の8勝、投球回数も自己最多の120回1/3を投げたが、巨人時代を含めて2桁勝利は一度もなく、規定投球回到達も1度もない。マリーンズ移籍1年目の昨季はシーズン序盤に安定した投球を見せるも打線の援護に恵まれず、なかなか白星をあげることあることができなかったこともあり、22試合・116回1/3を投げ、4勝8敗、防御率3.33だった。

 シーズン通して一軍で投げ抜くために、メルセデス自身、シーズン通してどういうプランで投げたいとか思い描いていることとかあるのだろうかーー。

 「キャンプの時にもお話しした通り、少ない球数、失投を去年よりも少なくしたい。そういうのを続けていければ、いい結果が出ると信じています」。

 また、投球面の準備の面で昨年から変えたことはあるのだろうかーー。

 「去年よりも集中してやっています。去年よりもアグレッシブさを前面に出して投げていこうと思っています」。

 現在チームは6連敗中と苦しい状況。「ここ3試合と同じような投球をしていけば、必ずチームに勝ちをもたらせると思いますし、このままもちろん最少失点で抑えることだけを僕は考えています」。14時から行われる楽天戦でもゲームを作り、チームの連敗を止めるとともに、自身の今季初勝利を手にしたい。

(メルセデス投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・阿久津英之通訳)

取材・文=岩下雄太

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