2024.04.28 14:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 10 | 終了 | 1 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
ZOZOマリン |
リーグトップタイの5本塁打
ロッテのグレゴリー・ポランコが28日の楽天戦、本塁打を含む2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
ポランコは0-0の3回二死一、二塁の第2打席、楽天先発・瀧中瞭太が投じた初球のストレートを「積極的にいく事だけ考えたで!先制点になった良かったわ!」と、ライト前に弾き返す先制の適時打。
さらに5-1の5回一死走者なしの第3打席、楽天2番手・松田啄磨が1ボールから投じた2球目のストレートを振り抜くと、「昨日、荻野先生(荻野貴司外野手)からストライクだけ、思いきり打ちなさい!とアドバイスをもらったので、甘く入ってきたカットボールをいいスイングで打つことが出来たで!パワー!」と、打球はマリーンズファンの待つライトスタンド上段に突き刺す一発となった。
この本塁打がポランコにとって今季5本目。セデーニョ(オリックス)、山川穂高(ソフトバンク)と並びリーグトップとなった。
ポランコは開幕前の取材で「できるだけ健康でいってホームランが出るような体を作っている」と話していたが、ここまでリーグトップタイの5本のアーチを描いているのもそのあたりが関係しているのだろうかーー。
「もちろん体がしっかり鍛えられていれば、調整していれば力もついてきますし、力がついていくということは自分の自信にも繋がるので、ホームランを打つのは簡単じゃないので、しっかり体から整えて、ここまで調整してきました」。
好スタート
昨季は本塁打王を獲得したとはいえ、4月終了時点で打率.132、1本塁打、5打点とスロースタート。5月に5本塁打、15打点を放つと、6月は2本塁打だったものの、月間打率.348をマーク。7月以降は18本のアーチを描き、7月16日の楽天戦、8月23日のソフトバンク戦では1試合3本塁打を放ち、最終的には26本塁打を記録したように、夏場以降に尻上がりに調子を上げていった。
今季は4月16日の西武戦終了時点で打率.304をマークするなど、28日終了時点で打率.261、5本塁打、11打点と、打率、本塁打、打点ともに昨季の今頃を大きく上回る数字だ。
開幕から好スタートを切った要因にポランコは、「しっかりと毎日練習していることと、打撃コーチが助けてくれることが好調を続けている要因の1つかなと思います」と説明した。
1974年以来となる勝率1位でリーグ優勝するためには、ポランコの“パワー”は必要不可欠。この先、もっと調子を上げ、チームの勝利に導く一打を数多くはなって欲しいところだ。
取材・文=岩下雄太