2試合ぶり出場の大谷翔平がマルチ安打
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間13日のジャイアンツ戦に「2番・指名打者」でフル出場。2試合ぶりの出場でマルチ安打を記録した。
ジャイアンツ先発は最速169キロの速球は右腕ヒックス。初回、ムーキー・ベッツの先頭打者アーチに続き、初球のシンカーを捉えて右前安打。復帰して最初の打席で安打を記録した。
3回表、一死一塁で迎えた第2打席は、カウント2-2から外角高めのシンカーを引っ掛けて二ゴロ。走者入れ替わり、大谷が一塁に残った。続くフレディ・フリーマンの打席中に盗塁を試みてスタートを切るも、同時に投手がプレートを外し一塁へ牽制。誘い出される形で二塁へ向かうと、一塁手ウェードが二塁へ悪送球。ボールが外野に抜ける間に大谷は三塁へ到達。ラッキーな形で好機を迎えたが、フリーマンが凡退し、無得点に終わった。
2点を追う5回裏、二死二塁で迎えた第3打席では、大谷への3球目が暴投となり二塁走者アンディ・パヘスが三塁へ進塁。チャンスが広がり、フルカウントから外角低めのシンカーを叩きつけると、俊足を飛ばして二塁への内野安打。1点をもぎ取り、山本由伸を援護した。
同点に追いついた7回表の第4打席は3番手左腕ミラーと対戦。フルカウントから外角ボールゾーンへ逃げるスライダーに手を出し、空振り三振を喫した。
延長10回表、タイブレークの二塁走者に置いて迎えた第5打席は、6番手左腕ロジャースと対戦。5球全てスイーパーを投じられ、カウント2-2から空振り三振。今季1号を放った投手から殊勲打を放つことはできなかった。
この試合の大谷は5打数2安打、1打点、2三振という内容。現地時間11日のパドレス戦で腰の違和感により途中交代し、翌日の試合を欠場していたが、2試合ぶりの出場でマルチ安打をマーク。今季成績は打率.354、11本塁打、OPS1.081となっている。