対中日戦では打率.733(15-11)!
DeNAは17日、本拠地での中日戦に2-1で勝利。「1番・中堅」でスタメン出場した蝦名達夫は4打数3安打の活躍だった。
先制された直後の初回、先頭打者で打席に立つと直球を捉えて左安打で出塁し、二死から牧秀悟が放った中二塁打で快足を飛ばし一塁から一気に生還。即座に同点のホームを踏んだ。
また続く2回も一死一・二塁から右安打でチャンスを広げると、7回には二死から中二塁打を放ち、またもやチャンスメークに成功。9回には守備位置も中堅から右翼に移ったものの、最後はダヤン・ビシエドの放った打球をファウルゾーンで捕球してゲームセット。攻守で躍動し、最下位脱出へ大きく貢献した。
猛打賞を達成した蝦名について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた谷繁元信氏は「開幕当初はね、度会が1番だったんですけどちょっと落ちてきて。今、蝦名が入っている」と話題に。
同じく出演した齊藤明雄氏も「やっと桑原に続いて1番を打てる右打者が出てきた」と蝦名に熱視線を送ると、続けて「ボール球に手を出さなくなりましたよね。それで、初球からどんどん行くバッターなんですけど、意外と相手ピッチャーの配球を読んで打席に入っている」と語り、積極性と読みの正確性を称賛。過去からの成長ぶりにも目を細めつつ、横浜の新1番候補として猛プッシュした。
蝦名はここまで主に途中出場ながら18安打、1本塁打をマークしていた他、対中日戦では打率.733(15-11)と無類のキラーぶりを発揮していた。黄金ルーキーとのスタメン争いを一歩リードしつつある若武者は、勢いそのままに横浜の新1番に定着できるか。今後も蝦名の活躍に注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』