昨季シーズン自己最多の51試合に登板したロッテ・坂本光士郎は開幕を二軍で迎えたが、5月10日に今季初昇格を果たすと、ここまで4試合に投げ、2ホールド、防御率2.25だ。
連投となった18日の日本ハム戦は、5-4の7回に登板し、先頭の上川畑大悟をストレートで遊ゴロに打ち取ると、続く水野達稀をスライダーで空振り三振、最後は野村佑希を捕邪飛で、1イニングを危なげなく3人で片づけた。
坂本は新シーズンに向けて「1年間戦う体力を去年から取り組んできたのでそれが引き続きやりながら、まだまだ課題もいっぱいあると思うので、そこをひとつずつ潰せるようにやっていこうかなと思います」と自主トレに励んできた。
今季から新たに「ウエイトトレーニングとかは結構やっているので、そこは硬い筋肉にならないように、柔軟であったり、柔らかくというのは思ってやっています」と、ウエイトトレーニングに力を入れた。
自主トレではチームメイトの澤村拓一、年が明けてからは清水昇といった実績のあるリリーバーと汗を流した。
「澤村さんの考え方だったり、ヤクルトの清水であったり、すごく実績もありますし、先輩、後輩関係なく気になったことは聞きましたし、吸収できるところは吸収できるようにやっていました」。
「澤村さんもですけど、ウエイトであったり投げる時にこうなってるよと言われて、それを試しながらやりました。清水に関しても、前に突っ込んでしまうということがあったので、それをどう修正したらいいかなという話をしました」。
2月の石垣島春季キャンプでは「投げさせてもらって経験をさせてもらった分、恩返ししないといけない。自分のため、そこに関しては去年と同じ成績だとダメだと思いますし、もっともっと上を目指していかないといけないと思いながらやっています」と、昨季以上の結果を残すため汗を流した。
練習試合、オープン戦では悔しい投球内容が続き、開幕はファームスタート。
「スピード自体は出ていたんですけど、質的に全然自分が思っている質ではなかった。どうにか質を上げていきたいなということで取り組んでいましたね」。
具体的にストレートの質を高めるために「上半身がだいぶ強かったので、下半身からという意識で遠投で伸びる球というのを意識してやっていました」とのことだ。
昇格してからのストレートは素晴らしく、17日の日本ハム戦、1-1の9回先頭の五十幡亮汰へ投じた初球の外角152キロのストレートはものすごい威力を誇った。
昇格後のストレートについて「だいぶ指にかかっているなという感じがしますし、だいぶ強くなっているなと思います」と、ファームで取り組んできた成果を出せている。
その他、一軍に上がる過程において、坂本は「制球自体がオープン戦では結構バラバラだった。しっかりゾーンに投げ込むことができないと一軍に呼ばれないなと思っていたので、ストレートの質とゾーンにしっかり投げ込むことを意識してやっていました」と、“制球”、“ストレートの質”にこだわってきた。
ファームで過ごしていた時間で、「去年どこが良かったのかというのを見ながら、合わせるじゃないですけど、体自体も変わっているので、そこに戻すというよりかは進化を求めながらやってました」と自身の映像を振り返り、「上(上半身)で投げたりというのがあったんですけど、下(下半身)もだいぶ大きくなっていると思うので、下(下半身)をもっと使えたらいいなと思ってやっていました」と、オフから取り組むウエイトトレーニングで大きくなった体にあった上半身と下半身が連動したフォームを作った。
そして、5月10日に一軍の舞台に戻ってきた。「与えられたポジションで結果を残して、チームのためにしっかり腕を振れたらなと思います」。開幕は出遅れたが、どう始めるかではなく、どうシーズンを終えるかが重要になってくる。ここから巻き返しに期待したい。
取材・文=岩下雄太
連投となった18日の日本ハム戦は、5-4の7回に登板し、先頭の上川畑大悟をストレートで遊ゴロに打ち取ると、続く水野達稀をスライダーで空振り三振、最後は野村佑希を捕邪飛で、1イニングを危なげなく3人で片づけた。
自主トレ、春季キャンプ
今季から新たに「ウエイトトレーニングとかは結構やっているので、そこは硬い筋肉にならないように、柔軟であったり、柔らかくというのは思ってやっています」と、ウエイトトレーニングに力を入れた。
自主トレではチームメイトの澤村拓一、年が明けてからは清水昇といった実績のあるリリーバーと汗を流した。
「澤村さんの考え方だったり、ヤクルトの清水であったり、すごく実績もありますし、先輩、後輩関係なく気になったことは聞きましたし、吸収できるところは吸収できるようにやっていました」。
「澤村さんもですけど、ウエイトであったり投げる時にこうなってるよと言われて、それを試しながらやりました。清水に関しても、前に突っ込んでしまうということがあったので、それをどう修正したらいいかなという話をしました」。
2月の石垣島春季キャンプでは「投げさせてもらって経験をさせてもらった分、恩返ししないといけない。自分のため、そこに関しては去年と同じ成績だとダメだと思いますし、もっともっと上を目指していかないといけないと思いながらやっています」と、昨季以上の結果を残すため汗を流した。
ファームで意識して取り組んだこととは
練習試合、オープン戦では悔しい投球内容が続き、開幕はファームスタート。
「スピード自体は出ていたんですけど、質的に全然自分が思っている質ではなかった。どうにか質を上げていきたいなということで取り組んでいましたね」。
具体的にストレートの質を高めるために「上半身がだいぶ強かったので、下半身からという意識で遠投で伸びる球というのを意識してやっていました」とのことだ。
昇格してからのストレートは素晴らしく、17日の日本ハム戦、1-1の9回先頭の五十幡亮汰へ投じた初球の外角152キロのストレートはものすごい威力を誇った。
昇格後のストレートについて「だいぶ指にかかっているなという感じがしますし、だいぶ強くなっているなと思います」と、ファームで取り組んできた成果を出せている。
その他、一軍に上がる過程において、坂本は「制球自体がオープン戦では結構バラバラだった。しっかりゾーンに投げ込むことができないと一軍に呼ばれないなと思っていたので、ストレートの質とゾーンにしっかり投げ込むことを意識してやっていました」と、“制球”、“ストレートの質”にこだわってきた。
ファームで過ごしていた時間で、「去年どこが良かったのかというのを見ながら、合わせるじゃないですけど、体自体も変わっているので、そこに戻すというよりかは進化を求めながらやってました」と自身の映像を振り返り、「上(上半身)で投げたりというのがあったんですけど、下(下半身)もだいぶ大きくなっていると思うので、下(下半身)をもっと使えたらいいなと思ってやっていました」と、オフから取り組むウエイトトレーニングで大きくなった体にあった上半身と下半身が連動したフォームを作った。
そして、5月10日に一軍の舞台に戻ってきた。「与えられたポジションで結果を残して、チームのためにしっかり腕を振れたらなと思います」。開幕は出遅れたが、どう始めるかではなく、どうシーズンを終えるかが重要になってくる。ここから巻き返しに期待したい。
取材・文=岩下雄太