「1試合1試合勝負なので、1試合1試合続けられるように頑張ります」。
ロッテの小島和哉は6勝目を目指し、18時からの西武戦に先発する。
小島は前回登板の6月28日のオリックス戦で、降雨により41分遅れでの試合開始となったが、「できるだけ体を固まらないようにピッチングやっている最中に試合開始が遅れると聞いたので、軽くの球でもキャッチボールは続けてやっていました」と、しっかりと対応し、7回・116球を投げ、4被安打、8奪三振、3失点で今季5勝目を手にした。3回までに3点を失ったが、4回以降は4イニング連続で三者凡退に打ち取った。
前回登板では、0-1の1回二死二、三塁で紅林に1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた131キロのチェンジアップはいつもと軌道が違うように見えた。雨が降っていたから軌道が変わっているように見えたのだろうかーー。
「28日のオリックス戦に関しては腕の末端がだいぶいい感じでムチでしなってというか先端がうまく走っていたので、いい軌道、ポワンと浮かないような軌道になっているかなと動画を見て思いましたね」。
4-3の6回二死走者なしでセデーニョに1ボール1ストライクから3球目に低め134キロ速いチェンジアップで空振り、最後は4球目も135キロ速いチェンジアップで空振り三振に仕留めた。
昨年取材した時に「チェンジアップは感覚が良くない時はちょっと速くなりやすい」と話していた。
「その辺はなんていうんですかね、今年に限っては四球が改善できているんですけど、結局裏を返したらカウントが深くなった時に甘いところで、ストライクゾーンで前に飛ばしてくれという投球がたまたま前半うまくいってた」。
「それが逆に今の流れを含めて前に飛ばすというのが、予期せぬところに飛んでいっているイメージだったので、それをちょっと気をつけようという話をアナリスト、投手コーチとの話を含めて、そういうアドバイスをもらった。今の自分だったら厳しいところ、厳しいところに狙っても四球が増えないんじゃないかなと自信になったところもあった。オリックス戦は粘り強くそこに投げるというのは、甘く入らず行けたのが良かったのかなと思います」。
縦に落ちるスライダーも追い込んでからの勝負球だけでなく、カウント球でも投げていた。
「ちょっと縦気味に曲げにいくイメージで思って投げるのと、森さんをセカンドゴロに打ち取ったのとかは逆に横に曲げようと思って横振りを入れたりとか、1球サイドスローで投げてみようかなと試してみて、それくらいの気持ちの余裕はあった。間違いだけはしないようにと思いましたけど、そういうちょっと面白いこともできるような余裕はありましたね」。
今季は登板前までに3、4球目までの配球をある程度考えてマウンドに上がっていたが、前回登板に関しては「ほとんど(佐藤)都志也のサインに首を振らないくらいの気持ちでマウンドに上がっていて、いい意味で“全部お前のせいだ!”でいきましょうよと(佐藤)都志也にもいってくれて、任せてくださいと感じだったので、僕は投げる球と意図しているサインを汲み取ってここは絶対、高さだけ気をつけないといけないなとか、簡単に取りに行くというのはなかったですけど、緩急さえつけば真ん中行ってもいいのか、ストライクからボールなのかはっきりできたなと」と明かした。
交流戦は苦しい投球が続いたが、前回登板の降雨コールドによる完投勝利をきっかけに状態を上げていきたいところ。「もっとできるというか、こんなところで満足していないですけど、良かったところは良いと自分の中で褒めないとよくないと思いますし、できていないところも実際にあるので、そこはしっかり反省して」。今夜もチームを勝利に導く投球に期待だ。
取材・文=岩下雄太
ロッテの小島和哉は6勝目を目指し、18時からの西武戦に先発する。
小島は前回登板の6月28日のオリックス戦で、降雨により41分遅れでの試合開始となったが、「できるだけ体を固まらないようにピッチングやっている最中に試合開始が遅れると聞いたので、軽くの球でもキャッチボールは続けてやっていました」と、しっかりと対応し、7回・116球を投げ、4被安打、8奪三振、3失点で今季5勝目を手にした。3回までに3点を失ったが、4回以降は4イニング連続で三者凡退に打ち取った。
前回登板では、0-1の1回二死二、三塁で紅林に1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた131キロのチェンジアップはいつもと軌道が違うように見えた。雨が降っていたから軌道が変わっているように見えたのだろうかーー。
「28日のオリックス戦に関しては腕の末端がだいぶいい感じでムチでしなってというか先端がうまく走っていたので、いい軌道、ポワンと浮かないような軌道になっているかなと動画を見て思いましたね」。
4-3の6回二死走者なしでセデーニョに1ボール1ストライクから3球目に低め134キロ速いチェンジアップで空振り、最後は4球目も135キロ速いチェンジアップで空振り三振に仕留めた。
昨年取材した時に「チェンジアップは感覚が良くない時はちょっと速くなりやすい」と話していた。
「その辺はなんていうんですかね、今年に限っては四球が改善できているんですけど、結局裏を返したらカウントが深くなった時に甘いところで、ストライクゾーンで前に飛ばしてくれという投球がたまたま前半うまくいってた」。
「それが逆に今の流れを含めて前に飛ばすというのが、予期せぬところに飛んでいっているイメージだったので、それをちょっと気をつけようという話をアナリスト、投手コーチとの話を含めて、そういうアドバイスをもらった。今の自分だったら厳しいところ、厳しいところに狙っても四球が増えないんじゃないかなと自信になったところもあった。オリックス戦は粘り強くそこに投げるというのは、甘く入らず行けたのが良かったのかなと思います」。
縦に落ちるスライダーも追い込んでからの勝負球だけでなく、カウント球でも投げていた。
「ちょっと縦気味に曲げにいくイメージで思って投げるのと、森さんをセカンドゴロに打ち取ったのとかは逆に横に曲げようと思って横振りを入れたりとか、1球サイドスローで投げてみようかなと試してみて、それくらいの気持ちの余裕はあった。間違いだけはしないようにと思いましたけど、そういうちょっと面白いこともできるような余裕はありましたね」。
登板前の準備
今季は登板前までに3、4球目までの配球をある程度考えてマウンドに上がっていたが、前回登板に関しては「ほとんど(佐藤)都志也のサインに首を振らないくらいの気持ちでマウンドに上がっていて、いい意味で“全部お前のせいだ!”でいきましょうよと(佐藤)都志也にもいってくれて、任せてくださいと感じだったので、僕は投げる球と意図しているサインを汲み取ってここは絶対、高さだけ気をつけないといけないなとか、簡単に取りに行くというのはなかったですけど、緩急さえつけば真ん中行ってもいいのか、ストライクからボールなのかはっきりできたなと」と明かした。
交流戦は苦しい投球が続いたが、前回登板の降雨コールドによる完投勝利をきっかけに状態を上げていきたいところ。「もっとできるというか、こんなところで満足していないですけど、良かったところは良いと自分の中で褒めないとよくないと思いますし、できていないところも実際にあるので、そこはしっかり反省して」。今夜もチームを勝利に導く投球に期待だ。
取材・文=岩下雄太