テオスカー・ヘルナンデスがホームランダービー優勝
現地時間15日、ロサンゼルス・ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)がホームランダービーに初出場。計49本の本塁打を放ち、ドジャースの選手として史上初の優勝を果たした。
1回戦4番手のヘルナンデスは、第1号から最長飛距離466フィート(約142メートル)の特大アーチ。タイムアウト中にはチームメイトの大谷翔平とタイラー・グラスノーに加え、同じドミニカ共和国出身のダービー優勝経験者フアン・ソト(ヤンキース)やウラジーミル・ゲレロJr.(ブルージェイズ)がサポート。3分間で13本に終わるも、ボーナスラウンドで6本の本塁打を放って計19本。全体4位で準決勝に進出した。
準決勝の相手はフィリーズのアレク・ボーム。先攻のヘルナンデスは前半90秒でわずか3本に終わるも、後半とボーナスラウンドで巻き返し計14本。後攻のボームはヘルナンデスと同じ14本でボーナスラウンドに突入するも、決勝弾が出ず延長戦へ。3スイング勝負のスイングオフで先攻のヘルナンデスは2本塁打。後攻のボームは1本塁打で終わり、ヘルナンデスが決勝戦に進出した。
決勝戦ではロイヤルズのボビー・ウィットJr.と対戦。2分間とボーナスラウンドで行われる一戦で先攻のヘルナンデスは14本をマーク。後攻のウィットJr.は10本でボーナスラウンドに入り、1本差まで迫るも、最後の打球は惜しくも中堅フェンス直撃で終了。ヘルナンデスが初出場で初優勝を収めた。
今季からドジャースに加入したヘルナンデスは前半戦95試合に出場し、打率.261、19本塁打、62打点、OPS.802という成績。本塁打と打点で大谷に次いでチーム2位の数字を残している。今回が3年ぶり2度目のオールスターゲーム選出となり、日本時間17日の試合には「8番・中堅手」での先発出場が予定されている。