「僅差のゲームを全部モノにしていかないと首位は守れないので」
広島がDeNAに完敗。今季18度目の零封負けを喫し、本拠地・マツダスタジアムでの連勝も9でストップした。広島が先発に託した野村祐輔は、初回にタイラー・オースティンの3ランなどでいきなり4失点と暗雲立ち込めるスタートとなると、DeNA先発の東克樹の前に5回までパーフェクトに抑えられ、昨日の快打が嘘のように打線が沈黙。結局東に8回を散発の3安打に封じられ、終わってみれば0-6の完敗となってしまった。
この日は初回の野村祐輔の補給ミスに始まり、6回の坂倉将吾のファーストへの送球エラー、さらにコルニエルの牽制悪送球と、3つのエラーがすべて得点に直結。乱れた広島の守備に対して、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した仁志敏久氏は「やっぱり僅差のゲームを全部モノにしていかないと首位は守れないので。それはもうミスを防がないと。昨日のタイガースもそうでしたし、やっぱりミスで失点するっていうのは、ほんとにもったいないですよね」とキッパリ。続けて「こういうことからチーム力みたいなのが崩れ出すと止まらなくなってしまうので。ここは誰かチームのリーダーが引っ張って、締めてくれるといいですね」と切り替える役目のプレーヤーの存在が大事と説いた。
首位を走る新井カープ。このまま突っ走るためにも、綻びが大きくなる前の修正が重要になってきそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』