ニュース 2024.08.18. 08:50

ロッテ・種市篤暉「綺麗な真っ直ぐになってきている」と好感触 フォークも「僕の中では全く問題ない」と手応え

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ロッテ・種市篤暉(C)Kyodo News

ストレート


 「綺麗なまっすぐになってきているのかなと思います」。

 ロッテ・種市篤暉はガンガンストレートで押す投球が戻ってきた。種市はオールスター明け最初の登板となった7月28日の楽天戦、「変化球が良かったからですね」と、初回からスライダー、フォーク中心でストレートの投球割合が少なかった。7月31日の取材でストレートについて、「5月、6月が良かった分、今はちょっと納得のしていない部分が多いかなと思いますけど、そこをなんとかしていかないといけないのがプロだと思うので、いい感覚になれるように毎日考えてやっています」と明かし、「満足することは絶対にないんですけど、その中でいい感覚に持っていかないといけないとすごい思っている。いろんな選手にも聞きますし、家帰ってからも考えていますし、その中で自分の正解を見つけて行けたらいいなと思います」と試行錯誤していた。

 8月に入ってから再び力強いワクワクするストレートを投げ込んでいる。8月4日のオリックス戦、1-0の初回先頭の大里昂生を2ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた5球目のインコース151キロストレート、1-0の3回二死走者なしで西野真弘に1ストライクから投じた2球目の150キロインコース見逃しストレート、1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた7球目の外角151キロも良かった。

 完投勝利した前回登板の8月11日のオリックス戦でも同日の最速152キロを計測し、9回にも2球150キロ以上のストレートを投げ込んだ。吉井理人監督も試合後に、種市について「真っ直ぐが操れない時から彼なりに修正して急激によくなった」と太鼓判を押した。

 種市は良いストレートを投げるにあたって、“左肩の開きが早くないこと”、“横の動きの時間を長くすること”、“体を振りすぎないこと”を何度も口にしてきたが、今回もそういった部分を意識し修正してきたのだろうかーー。

 「そういうの(体を振りすぎないこと)もそうですし、技術的な部分がほぼほぼ1週間考えたことが出せているのかなと思います」。

フォーク、スライダー


 8月に入ってからの投球を見ると、序盤はストレート、縦に落ちるスライダーを中心に投げ、3回、4回くらいから自身の最大の武器であるフォークを投げる傾向にある。前回登板のオリックス戦でも2回までにフォークを1球しか投げていなかった。

 種市本人に訊くと、「そこまで意識はしていないんですけど、同じ配球にならないようには気をつけています」とのこと。

 前回登板のオリックス戦で初回に来田涼斗、9回に廣岡大志から縦に落ちるスライダーで三振を仕留めたように、スライダーで空振りが奪えている。

 「スライダーが僕のなかでいちばんの課題なので、セデーニョ選手の犠牲フライは僕の中ではいちばん悔しかった。もっとワンバウンドで投げていたら空振りが取れていたと思いますし、追い込んでいたらフォークで三振を2アウトランナー三塁でいけてたと思うので、そこが僕の中で一番後悔している部分かなと思います」と、失点に繋がった11日オリックス戦の5-0の5回一死三塁からセデーニョに犠飛を浴びた場面を悔しがった。

 フォークも8月に入ってから軌道が変わったように見える。種市は「京セラからいい形で投げられているのかなと思います」と好感触を掴む。前回のオリックス戦は「今年一番理想に近いフォークボールを扱えていたんではないかなと思います」と納得の表情。フォークの精度についても「僕の中では全く問題ないと思っているので、今の感覚で課題があったら修正していけたらいいかなと思います」と明かした。

 ここ最近の登板では、シンカー系のフォークをあまり投げていない。そこについては「意識的にはシンカーとよりはできるだけ軌道が膨らまないようにそこだけ意識していました」とのことだ。

 チームとして勝ち続けなければいけない中で、種市には当然、計算通りチームを勝利に導く必要がある。ローテーション通りの日曜日に先発すると予想し、8月12日の取材でソフトバンク戦について訊くと、「今から準備していますし、どう攻めようか、どう投げようか考えている。前回8回3失点したリベンジを果たせるように、勝てるように頑張りたいと思います」と意気込んでいた。首位・ソフトバンクとの背中は遠いが、とにかく種市には力強いストレート、フォーク、スライダーを武器にソフトバンク打線をねじ伏せて欲しい。

取材・文=岩下雄太

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