「激しい外野手争いに名乗りを上げた」

　阪神がDeNAに惜敗。このカード連敗となり、4位DeNAに1.5ゲーム差まで迫られた。

　阪神打線は初回、抜群の安定感を誇るDeNA先発の東克樹から大山悠輔のタイムリーで先制するが、阪神先発の村上頌樹は3回に蝦名達夫とタイラー・オースティンの2本の二塁打で逆転を許す。しかし6回に井上広大のソロで再び同点とするが、その裏にオースティンにソロをお返しされ勝ち越された。その後両軍得点なくゲームセットとなり、2－3の僅差で敗れた。

　敗戦を喫した阪神だが、プロ5年目で初ホームランを放った井上広大に対し、28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した谷沢健一氏は「色々タイミングを考えて、ステップをせずに少しすり足気味でね。なかなか力強いスイングをしましたね」と打撃フォームを分析。

　そのうえで「こういう若い選手がね、やっぱり阪神には求められますよね」と若虎の台頭に期待すると、この日MCを務めた真中満氏も「激しい外野手争いに名乗りを上げたというような感じですね」と意見を同じくした。

　一時は同点となるプロ初ホームランを、球回屈指の左腕からマークした大砲。スケールの大きい高卒5年目の開花なるかにも注目していきたい。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』