先制点お膳立ての見事な采配!高木氏「やはり効いたね」
阪神は3日、中日とのカード初戦を4-1で勝利した。打線は2回、佐藤輝明の安打と前川右京の四球で無死一・二塁とする。この場面で梅野隆太郎が初球から犠打の構えを見せるも、3球目でバスターに成功。奇襲で無死満塁と好機を拡大し、続く木浪聖也の適時打で2点を先制した。7回と8回にも1点ずつ加えて勝利した阪神は、首位までのゲーム差を「4.5」に縮めた。
岡田監督の奇襲攻撃が功を奏し、試合を優位に運んだ阪神。3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でもこの采配が大きな話題となった。
高木豊氏が「奇襲を掛けたのが見事に決まった」と評価すると、谷沢健一氏も「岡田監督も犠打を選択すると思ったが、中日の一塁手・石川昂弥が最初から随分と前にいた。バスターをやった後の一塁の守備位置を見ると、前に出たまま全然動かなかった。前に行くか後ろに行くかという揺さぶりをかけないので、それを百戦錬磨の岡田監督は見逃すことなく、安打は続かないだろうということで犠打よりもバスターを選んだ」と相手守備の隙を突いた攻撃に称賛を送った。
さらに谷沢氏が「監督は一塁の守備位置はやはり見えているのか」と問うと、高木氏は「見えているが、左に引っ張らせるのは難しい。しかし1球目がスライダーでボールだったので、直球でバスターをやらせるかなと思った。やはり効いたね」と中日先発・髙橋宏斗の投球を踏まえての一打だったと分析した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』