「ストレートと得意のフォークがここという時に決まっていた」21回連続無失点の力投で優勝マジックも「8」に
巨人・戸郷翔征が19日、DeNA戦に先発し8回118球・4安打7奪三振3四死球無失点の好投で、自己最多タイとなる12勝目を挙げた。戸郷の3年連続の12勝は菅野智之を上回り、球団では内海哲也以来11年ぶりの記録となった。チームも引き分けを挟み3連勝で、優勝マジックを「8」に減らした。
19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』の解説・江本孟紀氏は、21イニング連続無失点となったこの日の戸郷の投球について「ここにきて疲れも見せず、ストレートと得意のフォークがここという時に決まっていた」と分析。「特に右打者の内角気味に沈んでいくフォークが有効だし、その前の外角へのストレートの制球が良く、球も走っていた」と高評価を送った。
さらに「先に点を取ってくれて、ピッチングも楽になった。8回で終わったが、まだ何回でも投げられそうな勢いだった」と味方の援護を受けてエースの貫録を見せつけた戸郷を称賛した。
今季の戸郷は自己最多の173イニング(セ・リーグ1位)を投げ、152奪三振(セ・リーグ1位)を記録。チームの4年ぶりの優勝へ力強い投球を続ける右腕に、江本氏は「まだまだいけそう」と太鼓判を押した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』