ロッテの秋季練習が10日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
この秋はチーム全体としてセンターから逆方向の意識で打撃練習に取り組む。その中で、10月29日からフリー打撃の時に打撃投手が投げるボールとマシン(軟式球)を打っている。マシンを使った打撃練習の意図について福浦和也ヘッド兼打撃コーチは「基本は反応の練習ですね」と説明。
福浦コーチは「真っ直ぐを7割にして変化球3割、例えば今日は真っ直ぐを絶対に捉えてほしい、変化球が来たらなんとか対応して欲しいという練習の時と、変化球7割、真っ直ぐが来た時のファウルの仕方、追い込まれてからの反応の練習ですね。浮いてきた変化球は必ず捉える」と続けた。
選手たちはこの秋、バットの内側から出す意識はついてきたのだろうかーー。福浦コーチは「反対方向に(打球がスタンドに)入る選手も出てきたからね。なかなかやってきていないから難しいですけど、基本的にバットの内側から出てこないと。まずは基本の基本、内側から出す意識」と語った。
11月6日から植田将太、育成の富山紘之進、11月7日から平沢大河、育成の勝又琉偉、髙野光海、藤田和樹が一軍に合流。平沢が「(チームから)言われているので、そこ(左中間)に強い打球を打てるようにやっています」と話せば、育成の髙野も「センターから逆方向というのを意識してやっています」と、マリン組と同じようにセンターから反対方向の意識で打撃練習を行なっている。
福浦コーチは「せっかくこっちに来てくれたので、一軍でこういう形でずっとやってるよと伝えて、“(二軍のメンバーにも)やってください”ということなので二軍からきた選手たちにもどういう意図で、どういうふうに意識させてバッティングしているかを伝えていますね」と、一軍メンバーと同じ意識で打撃練習をさせている。
昨年のこの時期は自分で考えさせて練習していたが、この秋は福浦コーチが安田尚憲、上田希由翔といった若手選手に指導することが多い。
「今はいい機会、いい時期なので、オフの自主トレにつながるために、自主トレに行ったらいろんな選手と練習したり、ドライブラインに行ったり、どういうふうになるかわからないですけど、基本は体を開いてピッチャーの正面に向けてはいけない、バットを内側から出さなきゃいけないという基本を教えています」。
基本を染み込ませるために、股割りティーやロングティーを行っているのだろうかーー。
「股割りティーは下半身を使って、ロングティーは体全体を使って遠くに飛ばす。緩いボールを遠くに飛ばすことは、しっかりしたポイントでは飛ばない」。
この秋は、オフの自主トレに繋がるよう、バッティングの基本を徹底的に選手たちに伝えている。
今季シーズン途中にツーシームを覚え、打たせて取る投球を身につけた八木彬は、8月18日から4試合連続で無失点に抑えたが、9月23日の楽天戦、9月26日のオリックス戦連続で失点しシーズンを終えた。
八木はその原因について「最後上半身が強くなって、下半身を使えず、上だけで投げて真ん中に入って打たれたという感じなので、下半身を使って投げればコースに投げられるかなという感じです」と自己分析した。
それを踏まえ、この秋は「最後下半身を使えていなかったところは疲れもあると思うので、ランニング、トレーニングでしっかり追い込んで、疲れないような体づくりをしたいと思います」と下半身強化を誓った。
投球面では、ツーシームを活かすために「強いて言ったらカーブを投げたいかなという気持ちです。緩急が欲しいなという感じですね」とカーブ習得に意欲。以前もカーブを投げていたが、「もう1個速くてもいいかなと。130出なくても、120後半のカーブを投げられたらいいなと思っています」と話した。
来季は「開幕から一軍で、スタートでフル回転できるようにしていきたいと思います」と決意を述べた。
取材・文=岩下雄太
この秋はチーム全体としてセンターから逆方向の意識で打撃練習に取り組む。その中で、10月29日からフリー打撃の時に打撃投手が投げるボールとマシン(軟式球)を打っている。マシンを使った打撃練習の意図について福浦和也ヘッド兼打撃コーチは「基本は反応の練習ですね」と説明。
福浦コーチは「真っ直ぐを7割にして変化球3割、例えば今日は真っ直ぐを絶対に捉えてほしい、変化球が来たらなんとか対応して欲しいという練習の時と、変化球7割、真っ直ぐが来た時のファウルの仕方、追い込まれてからの反応の練習ですね。浮いてきた変化球は必ず捉える」と続けた。
選手たちはこの秋、バットの内側から出す意識はついてきたのだろうかーー。福浦コーチは「反対方向に(打球がスタンドに)入る選手も出てきたからね。なかなかやってきていないから難しいですけど、基本的にバットの内側から出てこないと。まずは基本の基本、内側から出す意識」と語った。
11月6日から植田将太、育成の富山紘之進、11月7日から平沢大河、育成の勝又琉偉、髙野光海、藤田和樹が一軍に合流。平沢が「(チームから)言われているので、そこ(左中間)に強い打球を打てるようにやっています」と話せば、育成の髙野も「センターから逆方向というのを意識してやっています」と、マリン組と同じようにセンターから反対方向の意識で打撃練習を行なっている。
福浦コーチは「せっかくこっちに来てくれたので、一軍でこういう形でずっとやってるよと伝えて、“(二軍のメンバーにも)やってください”ということなので二軍からきた選手たちにもどういう意図で、どういうふうに意識させてバッティングしているかを伝えていますね」と、一軍メンバーと同じ意識で打撃練習をさせている。
福浦コーチ若手を徹底指導
昨年のこの時期は自分で考えさせて練習していたが、この秋は福浦コーチが安田尚憲、上田希由翔といった若手選手に指導することが多い。
「今はいい機会、いい時期なので、オフの自主トレにつながるために、自主トレに行ったらいろんな選手と練習したり、ドライブラインに行ったり、どういうふうになるかわからないですけど、基本は体を開いてピッチャーの正面に向けてはいけない、バットを内側から出さなきゃいけないという基本を教えています」。
基本を染み込ませるために、股割りティーやロングティーを行っているのだろうかーー。
「股割りティーは下半身を使って、ロングティーは体全体を使って遠くに飛ばす。緩いボールを遠くに飛ばすことは、しっかりしたポイントでは飛ばない」。
この秋は、オフの自主トレに繋がるよう、バッティングの基本を徹底的に選手たちに伝えている。
八木彬「体づくりをしたい」
今季シーズン途中にツーシームを覚え、打たせて取る投球を身につけた八木彬は、8月18日から4試合連続で無失点に抑えたが、9月23日の楽天戦、9月26日のオリックス戦連続で失点しシーズンを終えた。
八木はその原因について「最後上半身が強くなって、下半身を使えず、上だけで投げて真ん中に入って打たれたという感じなので、下半身を使って投げればコースに投げられるかなという感じです」と自己分析した。
それを踏まえ、この秋は「最後下半身を使えていなかったところは疲れもあると思うので、ランニング、トレーニングでしっかり追い込んで、疲れないような体づくりをしたいと思います」と下半身強化を誓った。
投球面では、ツーシームを活かすために「強いて言ったらカーブを投げたいかなという気持ちです。緩急が欲しいなという感じですね」とカーブ習得に意欲。以前もカーブを投げていたが、「もう1個速くてもいいかなと。130出なくても、120後半のカーブを投げられたらいいなと思っています」と話した。
来季は「開幕から一軍で、スタートでフル回転できるようにしていきたいと思います」と決意を述べた。
取材・文=岩下雄太