ヤンキース史上10人目の新人王獲得
現地時間18日、MLB機構が2024年シーズンの最優秀新人選手を発表。アメリカン・リーグはニューヨーク・ヤンキースのルイス・ギル投手(26)が選出された。
ドミニカ共和国出身のギルは2021年にMLBデビューを果たすも、右肘手術により以降2年間はわずか1登板のみ。新人王資格を有して迎えた今季は、エース右腕ゲリット・コールに代わって開幕ローテーションに入ると、5月には6戦6勝、防御率0.70の活躍で月間最優秀投手賞を獲得。最終的に29先発で15勝7敗、151回2/3を投げて防御率3.50、171奪三振をマークし、球団15年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
ヤンキースの選手が新人王を獲得するのは2017年のアーロン・ジャッジ以来、球団史上10人目。ナ・リーグ新人王のポール・スキーンズとともに、先発投手が両リーグの新人王に選出されるのは1981年以来、43年ぶりだった。
ギルが記者30人のうち15人の1位票を含む26票を集めたのに対し、2位のコルトン・カウザー(オリオールズ)は13人の1位票を含む27票を獲得。5ポイント差の大接戦でギルが新人王に輝いた。上位から大差がついてオースティン・ウェルズ(ヤンキース)が3位入り。4位のメイソン・ミラー(アスレチックス)、5位のケイド・スミス(ガーディアンズ)がそれぞれ1票ずつ1位票を獲得した。