ソフトバンク・周東佑京 (C) Kyodo News

 今季のパ・リーグの盗塁王は41盗塁の周東佑京(ソフトバンク)、セ・リーグは19盗塁の近本光司(阪神)だった。

 15日から「各球団最後の○○」をテーマに「30本塁打」、「100打点」、「3割打者」を振り返ってきたが、今回は“盗塁”。2016年11月15日に配信した際は「各球団最後の「40盗塁」は誰だった?」という記事だったが、あれから8年。パ・リーグでは18年の当時日本ハムの西川遥輝、19年の当時西武の金子侑司、20年と24年の周東、22年のロッテ・髙部瑛斗が40盗塁以上をマークし盗塁王に輝いたが、セ・リーグではこの8年間で40盗塁以上走った選手がいなかった。今回は“30盗塁”に下げて振り返っていきたい。

 パ・リーグでは今季30盗塁以上走ったのは、周東と小郷裕哉(楽天)の2人だけで、昨季も30盗塁以上は盗塁王となった周東と小深田大翔(楽天)の2人。22年に髙部が44盗塁、20年に当時日本ハムの西川の42盗塁、19年に41盗塁の当時西武の金子、オリックスは同年30盗塁を走った福田周平と各球団最後の30盗塁は令和に入ってからのものだが、近年は周東と楽天の選手が30盗塁以上走るも、そのほかの球団の選手は積極的に走っているケースが少ないように見える。

 セ・リーグはそれ以上に走っていない。近本が3年連続盗塁王に輝いているが、今季(19盗塁)と昨季(28盗塁)は30盗塁に届いていない。セ・リーグ各球団最後の30盗塁を見ても、2020年以降30盗塁を走った球団は阪神だけで、ヤクルト、中日は19年、広島は18年、DeNAは14年、巨人に至っては08年の鈴木尚広の30盗塁が最後だ。

 “投高打低”で走って1つ先の塁を狙うというよりも、攻撃において盗塁失敗で流れを失うことが痛いと考える球団が増えたということなのか。少し前で言えば西武・片岡易之、ソフトバンク・本多雄一が毎年50盗塁近くで盗塁王を争い、セ・リーグでも阪神・赤星憲広が3年連続60盗塁をマークして盗塁王に輝くなど、高い数字を誇っていた。

 “走る時代”が戻ってくる日はあるだろうかーー。

◆ 各球団最後の30盗塁

▼ 巨人
30盗塁 鈴木尚広(2008年)

▼ 阪神
30盗塁 近本光司(2022年)

▼ DeNA
39盗塁 梶谷隆幸(2014年)

▼ 広島
32盗塁 田中広輔(2018年)

▼ ヤクルト
33盗塁 山田哲人(2019年)

▼ 中日
30盗塁 大島洋平(2019年)

▼ ソフトバンク
41盗塁 周東佑京(2024年)

▼ 日本ハム
42盗塁 西川遥輝(2020年)

▼ ロッテ
44盗塁 髙部瑛斗(2022年)

▼ 楽天
32盗塁 小郷裕哉(2024年)

▼ オリックス
30盗塁 福田周平(2019年)

▼ 西武
41盗塁 金子侑司(2019年)

この記事を書いたのは

岩下雄太

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