糸井、金子侑、西川が40盗塁以上をマーク
2016年のシーズンが終わり、ストーブリーグに突入。いよいよ来週には「NPB AWARDS 2016」が行われ、各賞の受賞者が発表される。今季の盗塁王を振り返ると、パ・リーグは糸井嘉男(オリックス)と金子侑司(西武)がともに53盗塁を記録。セ・リーグでは30盗塁の山田哲人(ヤクルト)が2年連続でタイトルを獲得した。
また、今季40盗塁以上を記録したのは、西川(日本ハム)、金子侑(西武)、糸井(オリックス)の3選手で、いずれもパ・リーグの球団だ。その他のパの球団では、12年に聖沢(楽天)、11年に本多(ソフトバンク)、岡田(ロッテ)と、全チームが直近5年以内に40盗塁以上を記録している。
一方、セ・リーグの40盗塁以上を振り返ると、直近でも10年の梵英心(広島)になる。また、DeNAと巨人は21世紀に入ってから一度も40盗塁の大台に乗った選手はいない。
特に巨人は84年の松本匡史が45盗塁を記録したのを最後に、誰も「40」を越えられていない。巨人では、90年と93年に緒方耕一、11年に藤村大介が盗塁王に輝いたが、いずれも40の壁を越えることはできなかった。代走のスペシャリストと言われた鈴木尚広も、08年に記録した30盗塁がシーズン最高だった。
12球団最後の40盗塁以上記録した選手
【日本ハム】
西川遥輝 41盗塁(2016年)
【ソフトバンク】
本多雄一 60盗塁(2011年)
【ロッテ】
岡田幸文 41盗塁(2011年)
【西武】
金子侑司 53盗塁(2016年)
【楽天】
聖沢 諒 54盗塁(2012年)
【オリックス】
糸井嘉男 53盗塁(2016年)
【広島】
梵 英心 43盗塁(2010年)
【巨人】
松本匡史 45盗塁(1984年)
【DeNA】
石井琢朗 45盗塁(1996年)
【阪神】
赤星憲広 41盗塁(2008年)
【ヤクルト】
福地寿樹 42盗塁(2009年)
【中日】
荒木雅博 42盗塁(2005年)