「裏方さんには手伝ってもらっていましたけど、去年もそうでしたが、今年も一人でやっていましたね」。
ロッテの安田尚憲は今オフ、1人で自主トレに励み、自分自身を見つめ直し、そして自分と向き合った。
「考えられる時間が増えるので、この時期は。自分一人でやって、自分のできる、やれることをしっかりやることはやって、はい。集中していい練習ができたんじゃないかなと思います」と充実の時間となっている。
1人で自主トレを行うのは、ある程度こういうことをシーズンオフにやっていこうと決まっていたからというのもあるのだろうかーー。
「そうですね、(昨年)秋にバッティングコーチ、アナリストの方と話しながら、こういう方向性でやっていこうと話をして、それで自分もやっぱり時間をかけながらやらないといけないなと思ったので、今年は一人でやっていました」。
具体的な方向性について「ボールの選別というのは得意なので、打てるボールをしっかりとコンタクトできるように。確実性を上げて、強い打球をどんどん打てるようにやっていました」と説明した。
安田は昨年11月に行われたZOZOマリンスタジアムでの秋季練習で、「バッティングの部分でしっかりとやらないといけないと思うので、そこはどうすれば打てるか、自分の長所を出せるかを見つめ直して、あとは量もやっていけたらなと思います」と話していたが、この自主トレ期間中で「色々と見つめ直しながら、出塁率とか、そういうのに対して選球眼の良さというのは自分の持ち味のひとつだと思いますし、その辺を活かしながら打席も組み立てられたらなと思うので、はい」と明かした。
28日にロッテ浦和球場で行った自主トレでの打撃練習を見ると、打撃フォームが変わっているように見えた。本人に訊くと、「そんなことないですね。構えの部分がちょっと修正というか、この辺はそこまで意識の段階で構えをこうしようかな、ああしようかなという感じなので、そこまで変えてはないですけど、はい」と教えてくれた。
プロ入り当時は本塁打を打てる打者を目指していたが、現在はどういうタイプの打者を目指しているのか気になるところ。「長打を求めるのは変わっていないですけど」と前置きをした上で、「ホームランも長打もそうですけど、打点を多く稼げるようなバッターになれるようにしっかりやっていければなと思います」と“打点”に重きを置いている。
今年の春季キャンプは都城からのスタート。「実戦は少なくなるとは思うんですけど、しっかりと振り込んで、今の形もそうですけど、プラスアルファを。まだまだスキルアップができると思うので、しっかりとそういった時間を増やしたいですし、しっかり練習に励んでいきたいと思います」。
マリーンズファンは安田の活躍を期待している。「自分自身がしっかりとした成績を残したい。もちろんファンの皆さんに期待してもらってきた7年間なので、その期待になかなか応えられなかった。今年こそしっかりと。自分にも期待していますし、ファンの皆さんの期待にも応えられるようなシーズンになれたらなと思います」。2025年、マリーンズファンに向けて、一軍で活躍することを誓った。
取材・文=岩下雄太
ロッテの安田尚憲は今オフ、1人で自主トレに励み、自分自身を見つめ直し、そして自分と向き合った。
「考えられる時間が増えるので、この時期は。自分一人でやって、自分のできる、やれることをしっかりやることはやって、はい。集中していい練習ができたんじゃないかなと思います」と充実の時間となっている。
1人で自主トレを行うのは、ある程度こういうことをシーズンオフにやっていこうと決まっていたからというのもあるのだろうかーー。
「そうですね、(昨年)秋にバッティングコーチ、アナリストの方と話しながら、こういう方向性でやっていこうと話をして、それで自分もやっぱり時間をかけながらやらないといけないなと思ったので、今年は一人でやっていました」。
具体的な方向性について「ボールの選別というのは得意なので、打てるボールをしっかりとコンタクトできるように。確実性を上げて、強い打球をどんどん打てるようにやっていました」と説明した。
安田は昨年11月に行われたZOZOマリンスタジアムでの秋季練習で、「バッティングの部分でしっかりとやらないといけないと思うので、そこはどうすれば打てるか、自分の長所を出せるかを見つめ直して、あとは量もやっていけたらなと思います」と話していたが、この自主トレ期間中で「色々と見つめ直しながら、出塁率とか、そういうのに対して選球眼の良さというのは自分の持ち味のひとつだと思いますし、その辺を活かしながら打席も組み立てられたらなと思うので、はい」と明かした。
28日にロッテ浦和球場で行った自主トレでの打撃練習を見ると、打撃フォームが変わっているように見えた。本人に訊くと、「そんなことないですね。構えの部分がちょっと修正というか、この辺はそこまで意識の段階で構えをこうしようかな、ああしようかなという感じなので、そこまで変えてはないですけど、はい」と教えてくれた。
プロ入り当時は本塁打を打てる打者を目指していたが、現在はどういうタイプの打者を目指しているのか気になるところ。「長打を求めるのは変わっていないですけど」と前置きをした上で、「ホームランも長打もそうですけど、打点を多く稼げるようなバッターになれるようにしっかりやっていければなと思います」と“打点”に重きを置いている。
今年の春季キャンプは都城からのスタート。「実戦は少なくなるとは思うんですけど、しっかりと振り込んで、今の形もそうですけど、プラスアルファを。まだまだスキルアップができると思うので、しっかりとそういった時間を増やしたいですし、しっかり練習に励んでいきたいと思います」。
マリーンズファンは安田の活躍を期待している。「自分自身がしっかりとした成績を残したい。もちろんファンの皆さんに期待してもらってきた7年間なので、その期待になかなか応えられなかった。今年こそしっかりと。自分にも期待していますし、ファンの皆さんの期待にも応えられるようなシーズンになれたらなと思います」。2025年、マリーンズファンに向けて、一軍で活躍することを誓った。
取材・文=岩下雄太