「芯ですか、徐々に見えてきてはいます」。
ロッテの池田来翔は、自分の“芯”となる部分が見つかってきているようだ。
池田は昨季「いろんなことを試しすぎて、ちょっといい結果にならなかったと思います。自分の芯がなかった感じがします」と、23年の40試合の出場で打率.269、2本塁打、8打点から昨季は21試合に出場して打率.111、0本塁打、1打点と苦しんだシーズンを昨秋の取材でこのように振り返った。
芯を持つために必要なことについて、「自分を知ることが一番ですね。自分はどういう選手か、自分がどういうバッターか、それがわかっていないと見つからないと思います」と話し、シーズンオフへと入った。
このオフの間に“自分がどういう選手”で、“どういう打者”なのか、自己分析することはできたのだろうかーー。
「試合に出るには打率が必要だと思うので、なるべく広角に打てるようにしていきたいです」。
池田といえば、早いカウントから積極的に打ちにいくが、ファームでは昨年9月11日の日本ハム二軍戦、3-3の9回無死走者なしの第4打席、石川直に対して2球で追い込まれるもファウルとボールで粘り3ボール2ストライクから8球目の148キロストレートを見送り四球を選べば、9月17日の楽天二軍戦の第1打席でも2球で追い込まれながら、ボールを見極め四球を選んだ。ファームとはいえ、シーズン最終盤、積極的に打っていく中で四球を選ぶ姿を見せた。
今季は積極的に打ちにいく中で、ボールを見極め四球を選ぶ打席を増やしていきたい考えはあるのだろうかーー。
「ありますね。そこをかけたら僕の良さがなくなると思うので。今年は積極的にいく中で、ストライクを積極的に打っていきたいなと。なんでもいくんじゃなくて、はい」。
今季に向けて、現役ドラフトで石垣雅海、ドラフト会議で宮崎竜成(ヤマハ)、春季キャンプでは捕手での練習がメインと言われているが内野手登録の立松由宇(日本生命)と即戦力の内野手が加わりライバルが増えた。
「自分にしかない積極性、勢いを長期的に続けられればいいなと思います」とライバルとの違いを出していく。
勢いを長期的に続けるために「毎日の練習であったり、自分の状態を知ることが大事だと思うので、そこをやっていく中で見つけていきたいです」と力を込めた。
池田もセカンド、サード、ファーストと内野を複数のポジションをこなす。「ポジションも空いたところがあればすぐに入り込めるように、まずは打撃で結果を出したいです」。4年目の今季に向け「あとがないので、爪痕を残せるように頑張ります」と決意を述べた。自分の“芯”を持ち、今季は長期的に一軍で活躍したい。
取材・文=岩下雄太
ロッテの池田来翔は、自分の“芯”となる部分が見つかってきているようだ。
池田は昨季「いろんなことを試しすぎて、ちょっといい結果にならなかったと思います。自分の芯がなかった感じがします」と、23年の40試合の出場で打率.269、2本塁打、8打点から昨季は21試合に出場して打率.111、0本塁打、1打点と苦しんだシーズンを昨秋の取材でこのように振り返った。
芯を持つために必要なことについて、「自分を知ることが一番ですね。自分はどういう選手か、自分がどういうバッターか、それがわかっていないと見つからないと思います」と話し、シーズンオフへと入った。
このオフの間に“自分がどういう選手”で、“どういう打者”なのか、自己分析することはできたのだろうかーー。
「試合に出るには打率が必要だと思うので、なるべく広角に打てるようにしていきたいです」。
池田といえば、早いカウントから積極的に打ちにいくが、ファームでは昨年9月11日の日本ハム二軍戦、3-3の9回無死走者なしの第4打席、石川直に対して2球で追い込まれるもファウルとボールで粘り3ボール2ストライクから8球目の148キロストレートを見送り四球を選べば、9月17日の楽天二軍戦の第1打席でも2球で追い込まれながら、ボールを見極め四球を選んだ。ファームとはいえ、シーズン最終盤、積極的に打っていく中で四球を選ぶ姿を見せた。
今季は積極的に打ちにいく中で、ボールを見極め四球を選ぶ打席を増やしていきたい考えはあるのだろうかーー。
「ありますね。そこをかけたら僕の良さがなくなると思うので。今年は積極的にいく中で、ストライクを積極的に打っていきたいなと。なんでもいくんじゃなくて、はい」。
今季に向けて、現役ドラフトで石垣雅海、ドラフト会議で宮崎竜成(ヤマハ)、春季キャンプでは捕手での練習がメインと言われているが内野手登録の立松由宇(日本生命)と即戦力の内野手が加わりライバルが増えた。
「自分にしかない積極性、勢いを長期的に続けられればいいなと思います」とライバルとの違いを出していく。
勢いを長期的に続けるために「毎日の練習であったり、自分の状態を知ることが大事だと思うので、そこをやっていく中で見つけていきたいです」と力を込めた。
池田もセカンド、サード、ファーストと内野を複数のポジションをこなす。「ポジションも空いたところがあればすぐに入り込めるように、まずは打撃で結果を出したいです」。4年目の今季に向け「あとがないので、爪痕を残せるように頑張ります」と決意を述べた。自分の“芯”を持ち、今季は長期的に一軍で活躍したい。
取材・文=岩下雄太