今季5月ごろの復帰を予定
現地時間3日、タンパベイ・レイズがFAの金河成(キム・ハソン)内野手(29)との契約合意を発表した。契約は2年総額2900万ドルとされ、今季終了後のオプトアウト権が含まれている。
金河成は2020年まで韓国プロ野球のキウム・ヒーローズに所属し、同年オフにポスティングシステムを利用してパドレスに移籍。二塁・三塁・遊撃を守る万能内野手として4シーズン通算540試合に出場し、打率.242、47本塁打、78盗塁、OPS.706をマーク。韓国代表として2017年、2023年のWBC、2019年のプレミア12、2021年の東京五輪に出場した実績を持つ。
2023年には打率.260、17本塁打、38盗塁、OPS.749の好成績を収め、ナ・リーグのユーティリティ部門でゴールドグラブ賞に輝いた。昨季は遊撃に専念して121試合に出場し、打率.233、11本塁打、22盗塁、OPS.700という成績。昨季8月に右肩を痛めて残りシーズンを欠場し、同10月に右肩関節唇の手術を受けた。昨季終了後に年俸800万ドルの契約延長オプションが破棄され、FAを迎えていたが、昇給での新天地移籍となった。
金河成は今季年俸1300万ドルと出来高200万ドル、来季残留すれば年俸1600万ドルを得る予定で、現時点でレイズの最高年俸選手となった。低予算で知られるレイズにとって今回の契約総額は、FA選手への提示額として球団史上4番目の金額となっている。