成績不振のレンドンと正三塁手争いへ
現地時間6日、菊池雄星の所属するロサンゼルス・エンゼルスがFAのヨアン・モンカダ内野手(29)を獲得したと米複数メディアが報じた。契約は1年500万ドルとされている。
スイッチヒッターのモンカダは2016年にMLBデビューを飾り、翌2017年からホワイトソックスに移籍。2019年には打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、OPS.915とキャリアハイの好成績を残した。キューバ代表として2023年のWBCに出場した際には三塁手部門で大会ベストナインに選出。同国代表として昨年11月のプレミア12にも参加していた。
近年は新型コロナウイルス感染症の後遺症や度重なる故障に悩まされ、昨季は左内転筋の肉離れによりシーズンの大半を欠場。わずか12試合の出場に止まり、打率.275、0本塁打、OPS.756という成績だった。9シーズン通算では747試合に出場して打率.254、93本塁打、OPS.756をマークしている。
昨季のエンゼルスは球団史上ワーストの99敗を喫し、25年ぶりとなる地区最下位に沈んだ。正三塁手のアンソニー・レンドンが2021年から毎シーズン60試合以下の出場数に止まり、昨季は57試合で打率.218、0本塁打、OPS.574とキャリアワーストの成績に低迷。レンドン以外にも10選手を三塁に起用するなどレギュラーの座が定まらず、改善の必要なポジションとなっていた。