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ロッテの春季キャンプは第2クール最終日を迎え、11日は紅白戦が予定されている。
石垣島春季キャンプでは中森俊介と田中晴也がライブBP、高卒2年目の木村優人、早坂響、武内涼太の3人が同日にブルペンやライブBPを行っているが、競争意識を高める狙いがあるのだろうかーー。
黒木知宏投手コーチは「ここにいるメンバーは自分のポジションを勝ち取ろうというところを目指してやっているので、そういった中で早いうちに実戦を踏んでいって、ゲームプランもありますし、そこはうまく噛み合っているというところだと思います」と説明した。
高卒2年目の投手で言えば、昨季までは育成的な意味合いもあり、ブルペンに入る回数や投げ込みが少ない印象を受けた。今季の高卒2年目の3人は、初日から木村、早坂、武内ともにブルペン入りするなど、精力的に投げ込みを行っている。
黒木コーチは「昨年の秋の時点で実戦を結構早めにやるよと。第1クール、第2クールにはバッター相手に投げるし、相手チームに向かって行くよという課題は与えています。それに応えてくれるだろうというところまで体力も昨年の育成の方で二軍のコーチしっかりやってくれたので、(昨年の)秋も見て、これならいけるかなというところで早めに組むというプランで来ていますけどね」と明かした。
気になるのは、石垣島組と都城組の人選。益田直也、澤村拓一、唐川侑己、国吉佑樹、西村天裕、澤田圭佑といったある程度力を把握している投手たちが都城組なのはわかるが、石川歩、坂本光士郎といった一軍で経験のある投手が石垣島組にもいる。
その点について黒木コーチは「基本的に体の状態であったり、昨年坂本に関してはキャンプからオープン戦にかけて調子が上がらなかったりとか、そういった意味で目にかけていきたいというのもあるだろうし」とコメント。
「最初に15、16と試合をやって、その後沖縄の本島に試合が始まりますよね。あそこに中堅、ベテランを早めにゲームプランに入れられないので、そうなると若手を中心でこっち(石垣島)になると。ある程度調整ができて、2月末から3月頭にかけて主戦が入ってくる。そこにどれだけ若い選手が食い込んでくるかということも踏まえて、人選を監督含めてやっていますので。寒いところで大変かもしれないですけど、考えているプラン通りには人選していますけどね」。
石垣島と都城で投手陣の状態の確認を含め、コーチ陣の連携は取れているのだろうかーー。
「連携はとっていますね。昨年チーフコーチだった大谷コーディネーターが一軍と二軍のフィルターになってくれているところがありますので、こちらの要望だったり、向こうから来るものを吸い上げて、そこからおろすとか。こちらからおろしたものが、吸い上がって来るという意味も込めて大谷コーチには頑張ってもらっている。連携に関しては今のところ支障はないと見ています」。
石垣島春季キャンプは投手陣を1年間マネジメントする上でどんな時期にあたるのだろうかーー。
「基本的には自主トレから今年にかけてやってきたものをまず見るというところ。今から自分のポジションを取らなきゃいけない選手と、今まで持ってきている選手が、お互いに切磋琢磨しながら。チーム全体を底上げする意味合いのキャンプになってくるので。競争意識を持ちながら、出遅れている選手がいるのかどうか判断しなきゃいけないという意味では、選手の能力を把握する時期にしていますね」。
11日に紅白戦が行われ、15日と16日に楽天モンキーズとの対外試合。18日からは沖縄本島で練習試合が本格スタートする。
取材・文=岩下雄太
石垣島春季キャンプでは中森俊介と田中晴也がライブBP、高卒2年目の木村優人、早坂響、武内涼太の3人が同日にブルペンやライブBPを行っているが、競争意識を高める狙いがあるのだろうかーー。
黒木知宏投手コーチは「ここにいるメンバーは自分のポジションを勝ち取ろうというところを目指してやっているので、そういった中で早いうちに実戦を踏んでいって、ゲームプランもありますし、そこはうまく噛み合っているというところだと思います」と説明した。
高卒2年目の投手で言えば、昨季までは育成的な意味合いもあり、ブルペンに入る回数や投げ込みが少ない印象を受けた。今季の高卒2年目の3人は、初日から木村、早坂、武内ともにブルペン入りするなど、精力的に投げ込みを行っている。
黒木コーチは「昨年の秋の時点で実戦を結構早めにやるよと。第1クール、第2クールにはバッター相手に投げるし、相手チームに向かって行くよという課題は与えています。それに応えてくれるだろうというところまで体力も昨年の育成の方で二軍のコーチしっかりやってくれたので、(昨年の)秋も見て、これならいけるかなというところで早めに組むというプランで来ていますけどね」と明かした。
気になるのは、石垣島組と都城組の人選。益田直也、澤村拓一、唐川侑己、国吉佑樹、西村天裕、澤田圭佑といったある程度力を把握している投手たちが都城組なのはわかるが、石川歩、坂本光士郎といった一軍で経験のある投手が石垣島組にもいる。
その点について黒木コーチは「基本的に体の状態であったり、昨年坂本に関してはキャンプからオープン戦にかけて調子が上がらなかったりとか、そういった意味で目にかけていきたいというのもあるだろうし」とコメント。
「最初に15、16と試合をやって、その後沖縄の本島に試合が始まりますよね。あそこに中堅、ベテランを早めにゲームプランに入れられないので、そうなると若手を中心でこっち(石垣島)になると。ある程度調整ができて、2月末から3月頭にかけて主戦が入ってくる。そこにどれだけ若い選手が食い込んでくるかということも踏まえて、人選を監督含めてやっていますので。寒いところで大変かもしれないですけど、考えているプラン通りには人選していますけどね」。
石垣島と都城で投手陣の状態の確認を含め、コーチ陣の連携は取れているのだろうかーー。
「連携はとっていますね。昨年チーフコーチだった大谷コーディネーターが一軍と二軍のフィルターになってくれているところがありますので、こちらの要望だったり、向こうから来るものを吸い上げて、そこからおろすとか。こちらからおろしたものが、吸い上がって来るという意味も込めて大谷コーチには頑張ってもらっている。連携に関しては今のところ支障はないと見ています」。
石垣島春季キャンプは投手陣を1年間マネジメントする上でどんな時期にあたるのだろうかーー。
「基本的には自主トレから今年にかけてやってきたものをまず見るというところ。今から自分のポジションを取らなきゃいけない選手と、今まで持ってきている選手が、お互いに切磋琢磨しながら。チーム全体を底上げする意味合いのキャンプになってくるので。競争意識を持ちながら、出遅れている選手がいるのかどうか判断しなきゃいけないという意味では、選手の能力を把握する時期にしていますね」。
11日に紅白戦が行われ、15日と16日に楽天モンキーズとの対外試合。18日からは沖縄本島で練習試合が本格スタートする。
取材・文=岩下雄太