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藤原「結構大きく変えている」
ロッテの石垣島春季キャンプ第3クール1日目となった13日、朝から激しい雨が降っていたこともあり、室内練習場で練習が行われた。
この日から藤原恭大が全体練習に復帰。「練習量は落ちていないので、全然しんどさとか入ってのギャップはなかったですけど、シンプルに技術がついてきていないというところですね」と振り返った。
打撃行程ではマシン、打撃投手に対して、右足を上げて打つことがほとんどなく、ほぼノーステップ打法で打った。ノーステップ打法の時の打撃フォームも昨年に比べて変わっていたように見えた。「メカニック的にはノーステップの方がいいですけど、実戦が入ってくるとやっていないフォームですし、打ちにいけていないので全然。滑ってる打球とか、引っ掛けている打球が多かったので、足をあげたり考えながらやっていきたいと思います」と打ち明け、「シーズン中くらい小さくはないですけど、結構大きく変えているので、まだまだやっている途中という感じがあります」と続けた。
昨年、取り組んだ形で好不調の波を小さくしてシーズンを終えただけに、形を変えることに怖さはないのだろうかーー。
「怖さしかないですよ」。
それでも変えるのは、「進化したいところもありますけど、最近良くないので。去年ぐらいしっかり作って、そこから変えていこうかなと今は思っています」と自身の考えを述べた。
現時点では昨季と同じように追い込まれるまでは足を上げて打ち、追い込まれてからノーステップで打つイメージか訊くと、「それが一番良いんですけどね」と話した。
西川「振り込んでおかないと」
ドラフト1位・西川史礁(青山学院大)は、「振り込んでおかないと、試合で結果を残せないと思いますし、自信をつけるためにやっています」と、全体練習後にマシンを相手に黙々と打ち込んだ。
背番号“6”のユニホームを着てまもなく2週間経つが、「最初は気持ちが昂る部分があったんですけど、今は落ち着いて普通に練習ができています」とのこと。
ここまでのキャンプについては「充実していますし、ここで毎日練習してやってきたことを次はオープン戦でしっかり自信を持ってやるだけだと思うので、しっかりと自信を持ってやれるように明日の練習もしっかりやっていきたいと思います」と意気込んだ。
山本「ボチボチ」
西川と同じ右打ちの外野手で同学年の山本大斗は、ここまでのキャンプについて「良くもなく、悪くもなく、ボチボチですね」とコメント。
昨年夏場以降に“左足の使い方”、“タイミングの取り方”を意識し取り組んできたが、春季キャンプでライブBP、紅白戦を通じて「タイミングは良かったんですけど、(上と下の)連動が、そこだけですね」と、上半身と下半身の連動も打席数をこなせば問題ないのこと。
ひとまずここまでは、取り組んできたことが「できているので、そこは良いかなと思います」と話し、「意識するところはして、結果につながればと思います」と決意を述べた。
取材・文=岩下雄太