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「テイクバックが小さく、最後にバッとくる」
広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22=富士大)が14日、実戦を想定したシート打撃に登板。打者9人と対戦しヒット性の打球を1本に抑えた。
1巡目はノーワインドアップから打者4人と対戦。仲田に対し四球を与えたものの、菊池をすべて真っ直ぐでフライアウトに仕留めるなど無安打に抑えた。2巡目はセットポジションから投じ、内田に中前へのクリーンヒットを許すも安打性の打球はこれだけ。秋山に対してはスライダー系の変化球で連続空振りを奪ったあと、最後は渾身の真っ直ぐでタイミングを外し見逃し三振に仕留めた。
打者9人に計38球を投じ、1安打2奪三振1四球の好内容。セットポジション時はクイックを交えながら間合いを変えるなど器用な一面も披露した。
ドラ2左腕の投球をうしろから注視していた新井監督は「いい球が行っていたと思います。アキ(秋山)に聞いても『見えづらさがあります』と。やっぱりテイクバックが小さくて、隠れて隠れて、最後にバッとくるからキレのいい球を投げていると言っていた。(スピード)ガンの表示以上にベース板の上が強いので、打者は刺されると思います」と評価した。