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栗原コーチが見た藤原
ロッテの石垣島春季キャンプ第3クール3日目の15日、楽天モンキーズとの交流試合が予定されていたが、雨天中止。室内練習場で選手たちは練習を行った。
藤原恭大は13日の室内での打撃練習で、昨季とは違う新しい形でのノーステップ打法で打っていたが、この日は昨季に近いような打撃フォームで打っていた。藤原に確認すると、「そうです」と回答し、その理由について「去年の形に戻しているイメージはないですけど、結局、直していくと勝手に一番良いフォームに戻っちゃうという感じですね」と説明。「ノーステップの形で足を上げられたら一番良いので、その感覚を持ちながらという意識はしています」と話した。
藤原の打撃について栗原健太打撃コーチは「彼とも話をしましたけど、すごく今日は良い形でスイングができていると言っていたので、色々彼の中でメカニック的な部分は考えてやっている。少し悪くなると上体が前に行っちゃうので、そこだけ意識してやったらいいんじゃないのという話はしましたね」と明かした。
さらに栗原コーチは藤原の“進化”について「去年一軍で成績も残してくれて、ある程度自信にもなったと思うんですけど、どの選手もそうなのですが、現状維持じゃダメ。停滞と一緒だと僕は思っているので、やっぱりさらにレベルアップ、向上心がないと上には上がっていけないと思う」と自身の見解を述べ、「(藤原)恭大は今よりもっともっと打つためにとやっているんだと思いますね。それがないと僕はダメだと思うので、それが出てくるということは期待していいんじゃないですかね」と期待を寄せた。
藤原は「バッティングがちょっとよくなってきて、手応えが出てきているので不安もありますけど、楽しみな部分も出てきました」と実戦に向けて状態を上げていくつもりだ。
二木、建山コーチからアドバイスもらう
今季から肘を下げたフォームに挑戦している二木康太は、この日のキャッチボールで「ちょっと下げていましたね」とさらに肘を下げたフォームで投げていた。
キャッチボール後には建山義紀投手コーチが、二木に身振り手振りアドバイス。体の使い方についてアドバイスをもらっていたのか二木に確認すると、「そうですね、はい」とし、「映像を見てもそんなに下がっていないので、ちょっとアドバイスをもらったという感じでした」と教えてくれた。
強いボールを投げるために、どの角度が良いか試行錯誤しているのだろうかーー。
「強いボールとバッターからどう見られるかというのも一緒にやっています」。
ライブBPでは打者と対戦した。打者からの反応について訊くと、「バッターからも見やすいじゃないですけど、そんなに変わらないという感じだったので、もっと大袈裟にやってもいいのかなというところでやっていました」とのことだった。
数値的にはどうなのだろうかーー。「軸とかはちょっとは変わっているんですけど、数値は多少は変わっていますが、まだまだ求めていたものではないかなという気がします」。試行錯誤しながら、より良い形を目指してフォームを固めていく。
取材・文=岩下雄太