

13年ぶりの右翼で守備の負担軽減へ
ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手(33)が今季から右翼手へコンバートするようだ。現地時間17日、スプリングトレーニング初日を迎えたトラウト本人が現地メディアに明かした。
キャンプイン前日の16日、トラウトはペリー・ミナシアンGM、ロン・ワシントン監督と会談を行い、右翼転向を決断。翌17日に現地メディアの取材に応じ、「フィールドに出続けるために、自分にとって何が最善かということを話し合い、結論として右翼に移ることになった。(コンバートについて)気に入っているし、チャレンジして、どうなるか見てみよう」と心境を語った。
トラウトは2011年にMLBデビューを飾り、翌2012年から中堅のレギュラーに定着。MLBを代表する外野手としてMVPに3度、シルバースラッガー賞には9度輝き、オールスターゲームに11度選出された。2014年以降は中堅専任となり、右翼でのプレーは2012年以来13年ぶりとなる。
2019年からエンゼルスと12年契約を結び、同年MVPを獲得したトラウトだったが、近年は相次ぐ故障に悩まされて稼働率が低下。直近4シーズンで100試合以上に出場したのは、119試合に出場した2022年のみ。昨季は2度の左膝手術により5月以降を欠場し、キャリア最少となる29試合の出場に終わっていた。
「僕は自分自身を制限するつもりはない。まだ全力でプレーできるし、それが唯一のやり方だ。ただ、体への負担を抑えるために右翼へ行く。最善の選択だと思う」とコメント。手術を受けた左膝が快調であることも話し、完全復活へ意気込んだ。