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ラスベガス移転後の初代監督となる見込みに
現地時間17日、アスレチックスがマーク・コッツェイ監督(49)と3年間の契約延長に合意したことを発表した。今季終了後に契約満了を迎える予定だったが、新契約は2028年シーズン終了時までに更新され、2029年シーズンの球団オプションが含まれている。
コッツェイ氏は1997年にマーリンズでMLBデビューを飾り、17シーズン通算1784安打をマーク。2004年から4シーズンに渡ってアスレチックスでプレーし、2013年に現役を引退した。2016年からコーチとしてアスレチックスに復帰し、現ジャイアンツ指揮官であるボブ・メルビン氏の後を受け、2022年から監督に就任した。
前監督による11シーズンに渡る長期政権の下、アスレチックスは3度の地区優勝、6度のポストシーズン進出を経験。2022年の監督交代とともに再建期に入ったチームは同年102敗、翌2023年にはオークランド移転後ワーストとなる112敗を喫したが、体制3年目となる昨季は69勝を挙げ、3年ぶりの地区最下位脱出を果たした。
アスレチックスはサクラメントのサター・ヘルス・パークを今季から3シーズンの暫定本拠地とし、2028年からネバダ州ラスベガスへの移転を予定している。今オフは先発右腕ルイス・セベリーノ、セットアッパー候補のホセ・レクラクらを獲得し、主砲ブレント・ルーカーとの契約延長にも成功。新球場での飛躍に向け、積極的な動きを続けている。