オープン戦に出場したドジャースの山本由伸、大谷翔平、佐々木朗希

◆ 2023年WBC準決勝・メキシコ戦以来の共演

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)、山本由伸投手(26)、佐々木朗希投手(23)が現地時間4日に行われたレッズとのオープン戦に揃って出場。日本人トリオがドジャースでの初共演を果たした。

 今春3度目の先発マウンドに上がった山本は初回、いきなり先頭打者フリードルに左翼線二塁打を許してピンチを招くと、3番デラクルーズの適時打で先制点を献上。さらにデラクルーズの盗塁で再び得点圏に走者を背負い、4番ヘイズには中堅フェンス直撃の適時三塁打を許して2点目を失った。

 2回表にも一死から7番マルテに二塁打を浴びてピンチを迎えたが、後続を打ち取って無失点で切り抜けた。3回表一死からは2番マクレーン、3番デラクルーズ、回を跨いで4番ヘイズと3者続けてスプリットで空振り三振を奪い、後半2イニングを三者凡退に抑えて降板。4回47球を投げて4被安打、無四球、3奪三振、2失点という投球で、最速96.9マイル(約155.9キロ)をマークした。

 山本の後を受け、1点ビハインドの5回表から登板した佐々木は、先頭打者マルテへの初球から99.2マイル(約159.6キロ)のフォーシームを投じ、遊ゴロで初アウトを記録。後続打者への安打と死球で一死一、二塁とピンチを招いたが、1番フリードル、2番マクレーンをともにスプリットで2者連続の見逃し三振に仕留め、立ち上がりを無失点とした。

 6回表には先頭打者デラクルーズに二塁打を浴びて再び得点圏に走者を背負ったが、4番ヘイズを見逃し三振に仕留めるなど決定打を許さず、この回も無失点。7回表にはスプリットで2つの空振り三振を奪い、三者凡退として降板。3回、打者13人に対して46球を投げ、2被安打、5奪三振、2四死球、無失点という投球。最速99.3マイル(約159.8キロ)、直球の平均球速は98.0マイル(約157.7キロ)を記録する鮮烈なデビューを飾った。

 「1番・指名打者」で先発出場した大谷は3回裏の第2打席、先発右腕ぺティーから右前安打を放ち、3試合連続安打をマーク。右翼深くへの当たりで積極的に二塁を狙ったが、左腕を守る新しいスライディングでやや失速し、走塁死を喫した。最終的に3打数1安打で途中交代し、オープン戦打率.375としている。

 なお、試合はドジャースが8回裏に一挙3点を奪い、4対2で逆転勝利。オープン戦成績を7勝6敗とし、今春初の貯金『1』を獲得した。

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