オリックス・岸田護監督(C)Kyodo News

 23日にプロ野球のオープン戦が終了したが、日本ハムが10勝3敗3分で12球団トップ、一方でオリックスが3勝10敗3分の12位に終わった。

 オープン戦12位に終わったオリックスファンとしてみれば、故障者が相次ぎ、昨季も課題にしていた打撃陣もオープン戦のチーム打率.229、37得点と振るわず、開幕に向けて不安だろう。あくまで、オープン戦はオープン戦。シーズンが始まれば、ガラッと流れが変わってくる。

 参考にはならないが、直近10年でオープン戦12球団ワーストだったチームのその年のシーズンの順位を調べてみた。オープン戦ワーストの成績でそのままシーズンも最下位だったケースは16年の中日、オリックス、18年の阪神の3例しかない。

 直近5年ではオープン戦12位だった20年の巨人、21年のヤクルト、22年のヤクルトとリーグ優勝している。23年にオープン戦12位だった広島が2位、昨季オープン戦12位だった阪神も2位に入っており、オープン戦とレギュラーシーズンでは全く戦い方が違うと見て良いだろう。

 オープン戦12位だったオリックスは今季、どんな順位でレギュラーシーズンを終えるのか非常に注目だ。

▼直近10年のオープン戦12位だった球団

●2015年 広島

オープン戦成績:3勝7敗2分 勝率.300

シーズン成績:69勝71敗3分 勝率.493(4位)

●2016年 中日

オープン戦成績:4勝9敗3分 勝率.308

シーズン成績:58勝82敗3分 勝率.414(6位)

DeNA

オープン戦成績:4勝9敗2分 勝率.308

シーズン成績:69勝71敗3分 勝率.493(3位)

オリックス

オープン戦成績:4勝9敗3分 勝率.308

シーズン成績:57勝83敗3分 勝率.407(6位)

●2017年 巨人

オープン戦成績:5勝14敗0分 勝率.263

シーズン成績:72勝68敗3分 勝率.514(4位)

●2018年 阪神

オープン戦成績:2勝12敗2分 勝率.143

シーズン成績:62勝79敗2分 勝率.440(6位)

●2019年 日本ハム

オープン戦成績:3勝7敗3分 勝率.300

シーズン成績:65勝73敗5分 勝率.471(5位)

●2020年 巨人

オープン戦成績:2勝10敗4分 勝率.167

シーズン成績:67勝45敗8分 勝率.598(優勝)

●2021年 ヤクルト

オープン戦成績:3勝9敗1分 勝率.250

シーズン成績:73勝52敗18分 勝率.584(優勝)

●2022年 巨人

オープン戦成績:4勝11敗2分 勝率.267

シーズン成績:68勝72敗3分 勝率.486(4位)

ヤクルト

オープン戦成績:4勝11敗2分 勝率.267

シーズン成績:80勝59敗4分 勝率.576(優勝)

●2023年 広島

オープン戦成績:4勝9敗3分 勝率.308

シーズン成績:74勝65敗4分 勝率.532(2位)

●2024年 阪神

オープン戦成績:3勝14敗1分 勝率.176

シーズン成績:74勝63敗6分 勝率.540(2位)

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ベースボールキング編集部

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