◆ 大矢氏が「1年間フルで働いてくれたらすごく大きな存在」と注目した選手とは
昨季は2年連続最下位から2位へと躍進を遂げ、新庄体制4年目の今季はリーグ制覇を狙う日本ハム。27日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース』開幕直前スペシャルでは、解説陣が頂点奪取に欠かせない打のキーマンを挙げた。
最多7名が清宮幸太郎を指名。大矢明彦氏は「左で長打力のある選手が清宮しかいない。昨季前半、清宮が出ていない時はあまり打線が繋がっているなと思わなかったが、清宮が徐々に出てきてうまくはまりだした。1年間フルで働いてくれたら、すごく大きな存在」と高評価を送ると、齊藤明雄氏も「昨季後半から選球眼が良くなり、追い込まれるとバットが内側からしっかり出て引っ張りもできて流しもできていた。投手からすると攻め所が少し狭まった感じの構えだった。左の大砲としてものすごく期待できる」と太鼓判を押した。
次点で解説陣6名の票が野村佑希に集まった。岩本勉氏は「来季の開幕投手が指名されることは結構あるが、4番打者として指名を受け、その責任を感じてキャンプインしていた。彼のバットが前後の打者たちをすごく輝かせるというくらい、キーマンだと思う」と表現し「新庄監督は初めの15試合・60打席ほど様子を見ると言っていたが、様子を見るのであれば4番の指名は寂しいかなと思っていた。そういって彼に発破をかけながら、1年を通して4番を打ってほしい選手だということだと思う。新庄体制1年目の4番打者も野村だった。並々ならぬ期待を寄せている彼が活躍することで、監督の先見の明も輝いてくるし、周りもその気になって好循環しか生まれない。彼のバットにかかっている」と4番起用の意図を推測した。平石洋介氏が「少し打席で優しさが出ている所が見受けられるので、ここで一皮むけたら打線の層が厚くなる」と課題を指摘すると、坂口智隆氏も「オープン戦を見ていても、打席の中で落ち着きがあった。本塁打も打てるが、繋げるタイプの4番だと思うので、このまま良いスタートを切ってほしい」とさらなる成長に期待を膨らませた。
さらに5名が万波中正を挙げ、中軸への期待度の高さが現れた日本ハム。若い打者たちの活躍でチームを優勝へと導くことができるか、注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』