○ カブス 11x - 10 ドジャース ●
<現地時間4月22日 リグリー・フィールド>
カブスの今永昇太投手(31)が22日(日本時間23日)、本拠地でのドジャース戦に先発登板。6回途中5失点(自責点2)で降板し、勝敗はつかなかった。「3番・指名打者」でスタメン出場した鈴木誠也外野手(30)は5打数2安打2打で7試合ぶりのマルチ安打をマーク。カブスは劇的なサヨナラ勝ちでドジャース戦3連勝となった。
今永は初回、1番・大谷を三ゴロに仕留めたかと思われたが、三塁手のワークマンが捕球ミス。その後、二死一、二塁で5番・エドマンに中越え3ランを浴び先制を許した。
その裏、カブス打線は3番・鈴木の2点適時二塁打などで一気に5得点。試合をひっくり返してもらった今永だったが、2回も9番・パヘスに左越えソロを浴び4点目を失った。
それでも、3回から5回はゼロを並べ勝利投手の権利をゲット。3点リードで迎えた6回は6番・スミスに左越えソロを浴び、1試合3被弾はメジャー3度目となった。続くマンシーを右飛に打ち取ったところで降板。今季6度目の登板は5回2/3で101球、6安打5失点(自責点2)、6奪三振2四球の内容。先制3ラン被弾は失策絡みだったため、防御率は2.38となった。
大谷との対戦は、三失、空振り三振、空振り三振と3打数無安打に抑え、これで両者の対決は昨季から10打数無安打となった。
鈴木は3点を先制された直後の1回裏、無死二、三塁の好機で左翼線を破る2点適時二塁打を放ち今季20打点目をマーク。7回の第4打席では痛烈な左前打を放ち、出場7試合ぶりとなるマルチ安打をマークした。この日は5打数2安打2打点で打率は.276、OPSは.894にアップした。
カブスは7-5で迎えた7回表、2番手右腕のケラーが失策絡みで逆転を許し、今永の今季3勝目は消滅。それでも、ここまでメジャー1位の145得点を叩き出してる強力打線がこの日も破壊力を見せつけ、7-10で迎えた8回裏は新加入の2番・タッカーが7号2ランを右翼席へ運び1点差。9回裏は二死無走者で8番・アマヤが2号ソロを左中間席へ運び土壇場で試合を振り出しに戻した。
無死二塁で始まる延長10回表は、5番手のホッジが無失点で切り抜け、その裏、1番・ハップが右前適時打を放ち劇的なサヨナラ勝ち。これでドジャース戦は3連勝となり、貯金5でナ・リーグ中地区首位の座をガッチリと守った。