◆ 今季6戦目も初白星はお預け
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(23)が現地時間26日のパイレーツ戦に先発登板。6回途中3失点という投球で勝敗付かなかった。
中6日でのマウンドとなった佐々木は初回、プレーボール第1球で1番クルーズに8号ソロを被弾。外角高めボールゾーンに投じた球速96.8マイル(約155.8キロ)のフォーシームを振り抜かれ、中堅フェンス越えの一発を浴びた。それでも後続3人を落ち着いて打ち取り、わずか9球で初回を終了。1回裏に打線がテオスカー・ヘルナンデスの適時二塁打など2点を奪って逆転に成功した。
佐々木は2回表に一死一、三塁とピンチを背負うも、8番ファムを浅い右飛に打ち取り、右翼手ヘルナンデスが本塁への好返球で三塁走者バートの生還を阻止。ヘルナンデスの攻守に渡る援護によりリードを守った。3回表は先頭打者アーチのクルーズからスプリットで空振り三振を奪うなど無失点。続く4回表にはこの試合最初の三者凡退を記録した。
ところが1点リードの5回表、先頭の7番フレイジャー、8番ファムに連打を浴びて無死二、三塁とピンチを招き、一死から1番クルーズにセンター前への2点適時打。MLB初勝利の権利を目前に逆転を許した。さらに、2番レイノルズには左中間への大飛球を打たれるも、中堅手パヘスがフェンス最上部に手を伸ばして好捕。3登板連続となるパヘスの“ホームランキャッチ”で大量失点は回避した。
5回裏に大谷翔平の三塁打、フレディ・フリーマンの適時打で再び試合を振り出しに。佐々木は6回裏、二死から6番ヘイズに死球を与えたところで降板し、5回2/3、今季最多の93球を投げて5被安打、3四死球、4奪三振、3失点という投球。今季6戦目でも勝利はならず、防御率3.55となっている。