● ダイヤモンドバックス 1-7 メッツ ○
<現地時間5月7日 チェイス・フィールド>
ニューヨーク・メッツがダイヤモンドバックスとの敵地3連戦を勝ち越し。先発登板した千賀滉大投手(32)は6回無失点と好投を見せ、3試合ぶりの白星を掴んだ。
中5日でのマウンドに上がった千賀は初回、先頭打者キャロルを四球で歩かせるも、2番ペルドモを三邪飛に打ち取った後、捕手ルイス・トーレンスが走者キャロルの盗塁を阻止。3番スミスに再び四球を与えたが、4番ネイラーを一ゴロとし、立ち上がりを無失点に抑えた。
2回裏にも先頭四球で走者を出し、一死から7番トーマスに左中間突破の二塁打を浴びるも、中堅手タイロン・テーラー、遊撃手フランシスコ・リンドアの正確な中継プレーにより、一塁走者の生還を阻止。なおも、二死三塁とピンチが続いたが、8番タワから空振り三振を奪い、この回も無失点で切り抜けた。
3回裏には先頭から連続四球で走者を溜めるも、2番ペルドモのバント失敗で一死とし、3番スミスを二ゴロ併殺打に打ち取ってピンチ脱出。4回裏、5回裏と三者凡退を続け、スコアレスで試合を折り返した。
メッツは6回表、フアン・ソトが均衡を破る6号ソロ。待望の援護点を貰った千賀は打者3巡目を迎えた6回裏、1番キャロルに安打を浴びるも、2番ペルドモを中飛とし、3番スミスは96.0マイル(約154.5キロ)のフォーシームを外角低めにズバリと決めて見逃し三振。最後は4番ネイラーを三飛に抑え、この回限りでマウンドを降りた。
その後、7回表にルイスアンヘル・アクーニャ、ジェフ・マクニールの連続タイムリーで2点を追加し、8回表にはソトが2打席連発となる7号ソロ。9回表にもフランシスコ・リンドアの2点適時二塁打、ソトの犠飛でダイヤモンドバックスを突き放し、4カードぶりの勝ち越しを収めた。
この試合の千賀は6回89球を投げて2被安打、5四球、4奪三振、無失点という投球。序盤は制球に苦しんで再三ランナーを出したが、要所を抑えたピッチングでゼロを並べた。今季7戦目を終えて成績は4勝2敗、ドジャースの山本由伸に次いでナショナル・リーグ2位の防御率1.16を記録している。