◆ 2023年より新設されたリーグ公式表彰
セ・リーグ公式配信番組「JERAセ・リーグレジェンドLIVE」が8日に生配信され、番組内で『3・4月度 JERAセ・リーグAWARD』の公開選考会を実施。巨人の山﨑伊織が月間大賞に輝いた。
『JERAセ・リーグAWARD』は2023年より新設されたリーグ公式表彰で、JERAセ・リーグ公式戦全375試合(日本生命セ・パ交流戦を除く)において、公式記録員が当該試合で“勝利に最も貢献した選手”を1名選出。この回数を月単位でチーム別に集計し、ノミネート回数が最も多かった選手が各球団の代表として公開選考会に進む。
6名の代表選手は翌月の「JERAセ・リーグレジェンドLIVE」の番組内で実施される公開選考会に進み、レジェンドOBたちの討論によって1名の月間大賞を選定。表彰選手には(株)JERAより賞金が贈られる。
公開選考会では、各選手の活躍ぶりを振り返ったうえで、出演したレジェンド6名が月間大賞にふさわしいと思う選手1名に投票。今回は初めて6名の代表選手全員が投手となったが、公開選考会でレジェンドが「2人で迷ってます…。」と口を揃えた合議の末に、山﨑伊織が5票(佐々木主浩氏・宮本慎也氏・前田智徳氏・高橋由伸氏・鳥谷敬氏)、松葉貴大に1票(川上憲伸氏)で巨人の山﨑伊織に決まった。
山﨑について、巨人OBでもある高橋由伸氏は「オープン戦はあまり調子が良くなくて、阿部監督も先発させないかもみたいな話があったんですけど、さすがに去年2ケタ勝ってますし、開幕したら抜群の安定感で。こんなに点を取られないとは思わなかったですけど、安定感抜群のスタートを切ってくれました」と高評価した。
佐々木主浩氏は「松葉にもあげたい気持ちはあるけど、やっぱり(山﨑の)失点0のインパクトがね。4月は防御率0.00ですからね」と開幕からの連続無失点記録を更新した右腕を称えた。
◆ 3・4月度 JERAセ・リーグAWARD
巨人・山﨑伊織
(3・4月度の成績)5登板 4勝0敗 投球回35 32奪三振 防御率0.00
▼ 3・4月度の球団代表選手
巨人:山﨑伊織
阪神:村上頌樹
DeNA:東克樹
広島:森下暢仁
ヤクルト:石川雅規
中日:松葉貴大