◆ 今季MLBの監督解任第1号
現地時間8日、ピッツバーグ・パイレーツがデレク・シェルトン監督(54)を解任したことを発表した。ベンチコーチのドン・ケリー氏(45)が後任を務める。
シェルトン氏は捕手として1992年からヤンキース傘下に2年間所属し、引退後は複数球団の監督やコーチを歴任。2020年からパイレーツの監督に就任したが、勝率5割を超えたシーズンは一度もなく、今季を含む6シーズンで通算306勝440敗という成績だった。再建期に入っていたチームを立て直すことはできず、就任3シーズンはいずれも勝率3割台で地区最下位と低迷。2023年に地区4位とやや上昇の兆しを見せたが、昨季は地区最下位に逆戻りとなった。
就任6年目の今季も開幕38試合で12勝26敗、地区首位カブスまで10ゲーム離れての最下位と苦しい戦いが続いていた。オニール・クルーズや昨季ナ・リーグ新人王のポール・スキーンズなど若手の台頭がありながらも、オフに大きな補強は無く、今季に入ってから離脱者も続出。最終戦となった現地7日には同地区のカージナルスに完封で敗れ、今季最長の7連敗を喫していた。