● パドレス 5-9 エンゼルス ○
<現地時間5月12日 ペトコ・パーク>
ロサンゼルス・エンゼルスが敵地10連戦の初戦で逆転勝利。先発登板した菊池雄星投手(33)は6回4失点という投球で勝敗付かなかった。
中4日で先発マウンドに上がった菊池は初回、先頭打者のタティスJr.をスライダー攻めで空振り三振、2番アラエスを三飛に仕留めて二死。その後、二、三塁とピンチを招いたものの、5番ボガーツを中直に打ち取り、立ち上がりを無失点で切り抜けた。
続く2回裏を三者凡退に抑え、3回表にはザック・ネトの5号先制2ランにより2点の援護を貰った。しかし直後の3回裏、二死から3連打を浴びて1点を失い、なおも二死一、三塁という状況で5番ボガーツを投ゴロに打ち取るも、ボールが手につかず一塁へ悪送球。この間に2人の走者が生還し、逆転を許した。
4回裏を打者3人で終えたものの、5回裏の先頭打者タティスJr.に10号ソロを被弾。ここまで2打席抑えてたスライダーを中堅バックスクリーンへ運ばれた。続く6回裏を三者凡退に抑えるも、パドレスにリードを許したまま降板した。
エンゼルスは2点ビハインドで9回表を迎えるも、一死から代打ルイス・レンヒーフォが内野安打で出塁し、後続が4者連続四球をもぎ取って5対5の同点に。今季最多15セーブ、ここまで救援失敗無しの絶対的守護神スアレスをノックアウトすると、4番テーラー・ウォードが6番手右腕ジェイコブから9号決勝グランドスラム。最終回に一挙6点を奪い、劇的な勝利を飾った。
この試合の菊池は6回98球を投げて7被安打、2四球、4奪三振、4失点(自責2)という投球。今季9戦目でも初白星を挙げることはできなかったが、前回登板に続いて打線が終盤に奮起し、黒星回避。成績は0勝4敗、防御率3.72となっている。