ドジャースタジアム(写真=GettyImages)

ワールドシリーズが終了し、海の向こう・アメリカでも本格的なストーブリーグの季節が訪れた。

MLBのオフシーズンで特徴的なのは、フリーエージェント(FA)を迎えた選手は全員一斉にどの球団とも交渉することが可能になる点。FA権を行使するか否かで所属球団と駆け引きを行うことはしないのだ。

ただし、球団側はワールドシリーズ終了から5日間に限り、独占交渉期間を持っている。そこで選手に提示するのが「クオリファイング・オファー(QO)」と呼ばれるもので、球団は手放したくない選手に対して規定額(=MLBの年俸上位125選手の平均=2025年は2202万5000ドル/日本円で約34億)の1年契約のオファーを出すことができる。(過去に提示されたことがある選手とシーズン途中で移籍した選手は対象外)

選手はそこから10日間でそのオファーを受けるかどうかを決断することになっているが、2012年の制度導入以降、受諾した選手は、2025年オフに日本人初の受諾者となったカブスの今永昇太を含めて18人(2025年11月19日時点)だけ。それもそのはず、無理してQOを受けずとも元球団と再契約を結ぶことは可能であり、そこまで球団から熱心に求められている選手であれば、後の交渉でもっと良い条件を引き出せる可能性が高いからだ。

拒否した選手は自由の身となり、全球団と交渉が可能になる。しかし、QOはその後の交渉にも影響を与える。QOを拒否してFAとなった選手が他の球団と契約を結んだ場合、ドラフト指名権を1つ以上失うペナルティーが発生する。(球団の最高順位の1巡目指名権は没収の対象外)

◆ QOを拒否した選手と契約した、移籍先の球団へのペナルティ

QOを拒否した選手と契約した場合のペナルティとしてのドラフト指名権の没収は、契約した球団の財務状況に応じて以下の3つのカテゴリーに分けられる。

①『ぜいたく税(CBT)の基準額を超過した球団』
・ドラフトで2番目と5番目に高い指名権を没収
・国際アマチュアFA選手との契約金の総額が100万ドル減額
・QOを拒否した複数のFA選手と契約した場合は、3番目と6番目に高い指名権も没収

②『収益分配金を受け取る球団』
・ドラフトで3番目に高い指名権を没収
・QOを拒否した複数のFA選手と契約した場合は、4番目に高い指名権も没収

③『それ以外の球団』
・ドラフトで2番目に高い指名権を没収
・国際アマチュアFA選手との契約金の総額から50万ドル減額
・QOを拒否した複数のFA選手と契約した場合は、3番目に高い指名権も没収

◆ QO拒否された選手の元球団への補償

QOを提示された選手が拒否してFAとなり、他球団と契約した場合、元いた所属球団にはドラフト指名権の補償が与えられる。(上記と同じように3つのカテゴリーに分けられる)

①『ぜいたく税(CBT)の基準額を超過した球団』
・ドラフト4巡目の後の指名権を獲得

②『収益分配金を受け取る球団』
・選手が総額5000万ドル以上の金額で契約する場合に限り、ドラフト1巡目と戦力均衡ラウンドAの間の指名権を得る。総額5000万ドル未満の場合は、ドラフト2巡目後に行われる戦力均衡ラウンドBの後の指名権を獲得する。

③『それ以外の球団』
・ドラフト2巡目後に行われる戦力均衡ラウンドBの後の指名権を獲得

※ぜいたく税(Competitive Balance Tax)とは
・各球団の競争力を平衡にするために、毎年所定以上の給与基準を超えるチームに対して通常よりも高い税金を支払わせる制度。給与基準を超えた最初のシーズンに超過料金の約20%、2年連続で超えた場合は約30%、それ以降は約50%の課税が行われる。

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ベースボールキング編集部

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