● ドジャース 2-6 ジャイアンツ ○
<現地時間6月13日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区2位ジャイアンツとの本拠地カード初戦に完敗。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場するもノーヒット。先発登板した山本由伸投手(26)は5回途中5失点という投球で今季5敗目を喫した。
中5日で首位攻防カード初戦のマウンドに上がった山本は初回、2番アダメスに8号ソロを浴び、いきなり先制点を献上した。2回表には一死一、二塁とピンチを背負ったが、後続を打ち取って追加点は許さず。打線は2回裏にアンディ・パヘスの犠飛で1対1の同点に追いついた。
ところが3回表、際どいコースを攻めながらも球審のストライク判定を得られず、2四球で再び一死一、二塁とピンチ。4番スミスを空振り三振に仕留めて二死まで漕ぎつけるも、5番フローレスにイニング3つ目の四球を与えて満塁と走者を溜めた。そして、6番シュミットにカウント1-1からのスプリットをすくい上げられ、左翼スタンド中段への2号グランドスラムを被弾。痛恨の一発にマウンド上で苛立ちを露わにした。
4回表こそ唯一の三者凡退に抑えたものの、5回表にも二死二塁とピンチを背負い、前の打席で本塁打を放った6番シュミットを四球で歩かせて投手交代。102球を投じながら4回2/3でマウンドを降り、6被安打、4奪三振、自己ワーストの5四球を与えて5点を失った。
ドジャース打線はジャイアンツのエース右腕ウェブに対して6回までわずか1安打と沈黙。7回裏にテオスカー・ヘルナンデスの12号ソロで1点を返したが反撃及ばず、首位攻防3連戦を黒星スタート。ジャイアンツと41勝29敗で並び、単独首位の座から陥落した。
山本は5月終了時点まで防御率1点台をキープしていたが、6月1日のヤンキース戦で4回投げ切れず5失点。続く7日のカージナルス戦では6回無失点と好投したものの、この試合で再び5失点を喫した。今季成績は6勝5敗、防御率2.64に悪化している。