○ ドジャース 6-3 パドレス ●
<現地時間6月16日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)が現地時間16日のパドレス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。663日ぶりの投手復帰を果たし、打者としては同点打を含む2安打、2打点の活躍を収めた。
試合後、現地放送局のインタビューに応えた大谷は、「本当に嬉しい気持ちと、戻って来れて、いろんな方の支えがあって今日復帰できたので。まずその方々に感謝したいと思います」とエンゼルス所属時の2023年8月23日以来、ドジャースの一員として初の二刀流出場を感謝の言葉で振り返った。
復帰マウンドは、初回先頭から連打を許してピンチを背負い、3番マチャドの犠飛で先制点を献上。それでも後続を2度の内野ゴロに打ち取り、1回28球を投げて2安打、1失点という内容だった。フォーシームは最速100.2マイル(約161.3キロ)、平均99.1マイル(約159.5キロ)を計測。「結果的にはイマイチでした」と話しながらも、「自分の中で良いイメージを持って前進できる材料はいっぱいあったので、良い一日だったと思います」と続け、手応えを見せた。
逆転勝利を収めた試合ついては、「良いオフェンス。ブルペンもそうでしたけど、素晴らしい野球だったと思うので。1回から9回まで全員で勝ち取った良い勝ちだったと思います」と喜びを語った。初回に先制を許した大谷だったが、3回裏の第2打席で同点の適時二塁打を放ち、自らのバットで黒星を帳消しに。4回裏にはマックス・マンシーの2点適時打で逆転し、大谷が2打席連続のタイムリーを放つなど一挙5得点。投げては7投手の継投で逃げ切った。
ドジャースは地区3位パドレスとの本拠地カード初戦を制して3連勝。貯金を今季最多の「15」に増やし、地区2位ジャイアンツとの差を2.5ゲームに拡大している。