● ドジャース 3-5 パドレス ○
<現地時間6月19日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスによる同地区対決4戦目。9回に両軍の主力打者へ死球が飛び交い、両指揮官ら4名が退場処分を受ける事態となった。
発端は今カード初戦、ドジャースのアンディ・パヘスが受けた死球だった。第2戦ではフェルナンド・タティスJr.が死球を受け、直後のイニングで大谷翔平にも死球。この時点で警告試合が宣告され、ロバーツ監督は猛抗議の末に退場処分を受けた。第3戦でもパヘスが今カード2度目の死球を受け、この試合では6回表にパドレスの新人ブライス・ジョンソンが死球により負傷交代を余儀なくされた。
そしてパドレスが5対0と大量リードで迎えた9回表、ドジャース3番手右腕ジャック・リトルの投球がタティスJr.の左手首付近へ直撃すると、パドレスのマイク・シルト監督が激昂しグラウンドへ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も応戦してベンチから飛び出し、両軍がバックネット付近で入り乱れる事態となった。数分間の激しい口論の末に両者へ退場処分が下され、警告試合が宣告された。
さらに9回裏、ドジャースが2対5と反撃を見せて大谷翔平の第5打席を迎えると、カウント3-0からパドレスの守護神ロベルト・スアレスが投じた速球が右肩に直撃。再びヒートアップする自軍ベンチを大谷自身が制して事なきを得たが、この一球によりパドレスのスアレス、ベンチコーチのブライアン・エスポシート氏が退場。その後、緊急登板した松井裕樹が試合を締め、パドレスが4連戦のスイープ負けを回避した。