◆ “打者天国”で逆方向への豪快アーチ
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間24日のロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。第4打席で2試合連発となる11号27号本塁打を放った。
ロッキーズ先発は通算68勝のベテラン右腕マルケス。初回の第1打席はカウント2-0から真ん中付近のフォーシームを捉え、センター後方へ。飛距離399フィート(約122メートル)という大飛球を放ったが、フェンス手前で失速して中飛に終わった。
1点を追う3回表、一死二塁という好機での第2打席はカウント1-0から外角のナックルカーブを弾き返すも左飛。続く2番ムーキー・ベッツも倒れ、この回無得点に終わった。
ドジャースは続く4回表、スコア2対2と同点に追いつき、マイケル・コンフォートの5号3ランで逆転に成功。なおも一死二塁と再び好機での第3打席を迎えた大谷だったが、カウント1-2から外角のナックルカーブで空振り三振を喫した。
それでも3点リードの6回表、無死一塁で迎えた第4打席、2番手左腕ロリソンの高めフォーシームを豪快に振り抜くと、打球は左翼スタンド最前列に着弾。MLB有数の打者有利球場とされるクアーズ・フィールドでリード拡大の一発を放った。
この本塁打により大谷は松井秀喜、福留孝介に続いて日本人3人目となる日米通算300本塁打を達成。ナショナル・リーグ本塁打部門の単独トップに立ち、2位のエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)との差を2本に広げている。