◆ 4回途中4失点で降板「自分のリズムというか、粘りがない」
西武・隅田知一郎は21日、ソフトバンク戦に先発登板。1点リードで迎えた3回表、3連打で同点に追いつかれると、一死二・三塁から二者連続適時打を浴び、さらに3点を失った。隅田は3回1/3(75球)・8安打3奪三振1四球4失点で6敗目を喫した。
7月初勝利を目指すも、今季最短での降板と苦しんだ隅田。21日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』に出演した野村弘樹氏は「今日も4回途中(で降板)だったので心配。西武は今井達也もそうだし、今日の隅田で勝てなかったというのが苦しい」と語った。
佐伯貴弘氏は、隅田の投球内容について「僕の勝手な打者目線での意見だが、交流戦の最後にDeNAにやられて、その時の打たれ方の印象がずっと残っている。今日見ていても、全部打者のタイミングで投げている。自分のリズムというか、粘りがない。打者にとってももう一つ向かってくるものがないし、差し込まれる場面をあまり見ない。それをすごく感じてしまう」と、6月18日に5回3失点で降板した試合を挙げながら課題を指摘。さらに「DeNA戦で投げた後、6月28日に一度勝っているが、その後は3試合全てで勝てていない。点の取られ方も、それを引きずったままに見える」と苦言を呈した。
野村氏は「ちょっとした間であったり力み方だと思うので、その辺を少し工夫するだけで変わってくる。取り戻してほしい」と助言を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』