● カブス 4-12 ロイヤルズ ○
<現地時間7月21日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスがロイヤルズとのカード初戦に大敗。鈴木誠也外野手(30)MLB移籍後初めて「3番・中堅手」としてフル出場するも、3試合連続のノーヒットに終わった。
カブスは2回表に1点先制を許すも、その裏にカーソン・ケリーの13号ソロ、マット・ショウの4号3ランで一挙4点を奪って逆転に成功。しかし、2番手右腕ベン・ブラウンが5回までに7失点と炎上。3番手右腕クリス・フレクセンも終盤に5点を失い、逆転負けを喫した。
ナショナル・リーグ中地区の1位で並んでいたブリュワーズが同日のマリナーズ戦に勝利して11連勝を記録。2連敗を喫したカブスは1ゲーム差の地区2位に後退し、開幕10戦目の4月4日から守り続けていた首位の座を明け渡すこととなった。
NPB時代の2020年以来、MLBでは477試合目にして初めて中堅守備に就いた鈴木は、右膝打撲により欠場したピート・クロー・アームストロングの代役として計6度の守備機会を処理。6回表には、6番カグリオンが放った左中間フェンス際への大飛球を背走しながらキャッチしてみせた。
一方、打撃ではピッチクロック違反による三振を喫するなど4打数無安打、2三振という内容。今季成績は打率.258、26本塁打、80打点、OPS.853となり、ナ・リーグ打点部門1位に立つエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)との差が6打点に広がっている。